【小春の着付教室】第72号●着物:衿合わせ(5)
こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。
衿の確認
伊達締めまで終えますと、ひと息つけますね(*^^*)
お疲れ様でした。
落ち着きましたら、ふたたび衿元を確認してみましょう。
いかがでしょうか?
左右対称になっていますか?
半衿の幅(出し方)はイメージ通りでしょうか?
衿が開き過ぎてはいないでしょうか?
衿幅はいかがでしょうか?
掛け衿にヨレやたるみはありませんか?
衿の合わせ方は、年齢にふさわしいでしょうか?
この他にも、チェック項目は沢山ありますね。
ひとつひとつご自分で確認してみましょう。
気になるところがありましたら、手直しをします。
ただし!
気を付けなくてはならないことがあります。
ええ(*^^*) いじりすぎてはいけないということ。
せっかく綺麗に整ったのに、ご自分であれこれ気になることろに手を加え過ぎて、酷い着姿にしてしまうことに・・・(大汗)
このようなことはよくあります。
必要とするところだけに、最小限の手を加えるようにしたいです。
胸元の確認
衿の確認が終わりましたら、今度は胸元の確認です。
胸まわりに、シワなどありませんか?
もたつきはいかがでしょう?
衿の流れで、胸元も綺麗に整えましょう。
シワは脇へ、脇へ寄せきれない場合には目立たないように散らす、です。
背中の確認
コーリンベルトの後に確認はしていても、伊達締めをし終えたら再び背中のシワを確認します。伊達締めはしっかりと掛けますので少々のシワは出来ているはずです。シワというよりもタックくらいと思いますが、帯を締めてからでは整えられない場合もありますので、この時点で忘れずに整えておきます。
背中にもシワを残さない美しい後ろ姿に致しましょう(*^^*)
おはしょりの確認
衿元、胸元を整えられましたら、次はおはしょりですね。
おはしょりが長かった際の直し方は、もうお分かりですね。
分からない方は、少し前の「おはしょり」についての内容をもう一度お読みになってみてくださいね。とても大切な部分です(*^^*)
衽線が揃うように、そしてその他おはしょりで注意すべき点を思い出しながら、おはしょりを整えましょう。
おわりに
さて、着物の着付けもいよいよおしまいですね。
いかがでしたでしょうか?
ご自分で納得できる着上がりになりましたでしょうか?
気になる場合には、補整から見直してみましょう。
シワが多く出る場合は、補整が足りないことも考えられますので、今一度チェック(^_-)-☆
着物を着終えた時に、茶筒の様な着姿になっていれば美しいです。
ただし、この先に結ぶ帯に厚みがある場合は、ウエスト周りは少し細めの着上がり方が、帯結びを終えた時に茶筒の体型に仕上がりスッキリ見えます。
季節や着物の厚みによって、補整によってなどその時々で着上りが変わってきます。もちろんご自身の体型の変化もあるでしょうしね。
着物を着られるようになりましても、サラ~っと着てしまうのではなく、美しく魅せるには?といろいろと研究してみてください。
今は納得いくまで、練習を重ねてサラ~っと着られるようになられてくださいませ(*^^*)
頑張ってくださいませね!
それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
■次回予告
*着物:最終確認
※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。
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