【小春の着付教室】第67号●着物:おはしょり(8)
こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。
おはしょりの仕上げ
おはしょりの仕上げは、今までの流れをひとつひとつ丁寧に整えて来られた方でしたら、ここですることは何も無いでしょう(*^^*)
全体の確認をしましてから次へ進みましょう。
何か気になるところがある場合には、その部分の処理方法をしっかりチェック。ご自分で処理しやすい方法を見つけましょう。
仕上がりのおはしょりチェック項目
おはしょりのチェック項目は、ご自分に必要なチェック項目を振り返りながら作ってみましょう。そして誰よりも綺麗なおはしょりにしましょうね(*^^*)
それでは早速、見て参りましょう。
前のチェック
まずは、おはしょりの長さはいかがでしょう?
・ちょうど良い長さになっていますか?
・左右のバランスは整っていますか?
つづいて、
・衽線は揃っていますでしょうか?
そして見た目にもすぐに分かる、
・おはしょりのシワはいかがでしょうか。
脇のチェック
・左右それぞれにスッキリ整っていますか?
シワがある場合には、上手にタックを取りましょうね。
後のチェック
・おはしょりの長さはいかがでしょう?
この状態で帯結びに入った時、お太鼓の下、たれ先から出てしまうことはないかしら?長いようでしたら、今のうちに直してしまいましょう。
ええ!短めにします(*^^*)
全体を見てみましょう
鏡を見ての確認は、鏡から少し離れて全体を見てみましょうね。
確認の時は、近くで見ないで遠目にどう見えるかがポイントなのです。
今の位置から、一歩、二歩、下がって見てみましょう。
おわりに
さて、おはしょりについて、熱く語ってきました(笑)
実際の流れは、腰紐の後にこれらの処理を全てするのではなく、衿元を決め、伊達締めの時に行います。
次回から、衿元の内容に入ります。
衿元を決め終えたら、このおはしょりの整えをもう一度思い出してくださいませね(^_-)-☆
おはしょりの整えって意外と大変!ということが伝わりましたでしょうか。
衿合わせをスムーズにするためにもおはしょりは綺麗に下がっている必要があるのです。
衿合わせは人目につくところですから、集中して美しく整えたいところです。そのためにも衿合わせに入る前に、内側に入り込んでいるおはしょりを手刀でビシッと下げておく必要があるのです。
おはしょりをビシッと下げておくと、
衿合わせがスムーズにすすみ、
胸紐を掛けてからのおはしょりの整えもスムーズになるのです。
手間無く整えるためにも、腰紐を掛け終えたらおはしょりを綺麗に下げます。手刀でビシッと、ですね(*^^*)
先のことをしっかりと考えて流れを決め進めると、結果ご自分が楽になります。
ねっ!頑張りましょうね。
それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
■次回予告
*着付ポイント:衿合わせ
※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。
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