美容クリニック、一般診療始めちゃいました😷

こんばんは！

美容外科クリニックが一般診療を始めたことによる問題が多発しているということで、今日はそのあたりを書いていきます🙋

近年、美容外科クリニックが一般診療（内科・皮膚科・健康診断など）を提供するケースが増えています。
しかし、これにともない医療ミスや不適切な診療、不正請求などの問題が浮上しており、患者の安全性や医療倫理の観点から、多くの懸念事項があります。
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【背景】
美容クリニックが一般診療を始めた最大の理由の一つは、美容医療市場の競争が激化し、収益確保が難しくなっていることである。美容医療は急成長しており、特にヒアルロン酸注射やボトックス、レーザー治療、二重整形などの施術の需要が増えている。
SNSやYouTubeを通じた情報発信により、美容医療への関心が高まり、若年層や男性の利用者も増えている。しかし、市場の成長に伴い、大手チェーンの進出や新規開業が増え、競争が激化した。
このような状況の中、自由診療に依存しすぎると収益が不安定になるため、一般診療を導入して経営を安定化させるクリニックが増えている。保険診療を導入することで、安定した患者数を確保できる。美容医療の集客と組み合わせることで、患者のリピート率を上げることができる。
例えば、一般の皮膚科診療を受けに来た患者に、後から美容施術を勧めることで、収益を向上させる戦略がとられることがある。

医療ミス・診療の質の低下

①診療経験の不足
→美容外科医は、基本的に美容医療（整形手術・ヒアルロン酸注射・レーザー治療など）に特化した技術を持っています。しかし、一般診療（内科・皮膚科・消化器科など）には異なる専門知識が必要とされます。
例えば、美容外科医が診療経験のない皮膚疾患や慢性疾患を診断する場合、適切な検査をせずに誤った治療を行うリスクが高まります。

■具体的な事例
・とある美容外科クリニックが皮膚科診療を開始し、患者に「湿疹」と診断してステロイドを処方したが、実際には皮膚がんであった。
・風邪の診察を行った美容外科クリニックで、
肺炎を見逃し重症化したケースがあった。
・美容外科クリニックが内科診療を行っていたが、急性アレルギー反応が発生した患者に対応できず、救急搬送された。
・血圧や糖尿病の管理を美容クリニックで行っていたが、合併症への対応が遅れ、脳卒中を発症。
・美容クリニックで受診した患者が、実は心筋梗塞の前兆だったが、適切な検査が行われず帰宅後に重症化した。

このような事例は、美容外科クリニックの医師が本来の専門外の診療を行うことで発生するリスクを浮き彫りにしていると思われます。

②設備や検査体制の不備
美容外科クリニックは、一般的な診療所と比較して、
診断や治療に必要な医療機器が不足していることが多いとの事です。例えば、通常の内科医院には血液検査やX線、超音波検査機器が備えられているが、美容クリニックではこれらの設備を持たない場合が多々あります。

■問題点
・風邪や肺炎の診断を行うのに胸部レントゲンがない。
・消化器系の疾患を診断するのに、内視鏡検査や超音波検査ができない。
・一般の皮膚科診療で必要な病理検査を行わずに、肉眼診断で処置を行ってしまう。

このように、医療機器の不備が原因で、適切な診断が下されず、誤診や病気の見逃しが発生する危険性があります。
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患者の誤解と混乱

■「普通の病院」と誤認する患者の増加
美容外科クリニックが「一般診療」を行うと広告することで、患者が通常の病院と勘違いして受診してしまうケースがある。よくある誤解として、美容外科クリニックだから、専門的な皮膚治療が受けられると思ったら、一般的な診療しかしていなかったとかはよくあります。
他には、「内科診療あり」とあったので、風邪を診てもらったが、最低限の処方しかしなかった。

■高額な自由診療への誘導
美容外科クリニックでは、通常の診療を受けた患者に対し、美容施術を勧めるケースがある。
例えば、皮膚科診療で来院した患者に「美容レーザーもおすすめ」と勧誘したりする。
風邪で受診した患者に「ビタミン点滴（自費）」を勧める。
このように、一般診療を受けに来た患者が、意図せず高額な自由診療へと誘導されるケースも報告されています。
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今後、美容クリニックが一般診療を提供する場合、
適切な資格や医療体制を整え、患者に対して明確な説明を行うことが求められる。
患者側も、適切な診療を受けるために、医療機関の選択には慎重な判断が必要だと思います。

今日もお疲れ様でした😌
また明日🙋