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古物業界について③―2~仕入れ方法~

こんばんは!
今日は、古物シリーズの③ー2を書いていきたいと思います!

前回の記事の続きになりますが、
プロから仕入れても利益率が少ない、という内容を書きましたが、逆に、大黒屋やセカンドストリートなどのリサイクルショップのようなプロに販売するのも、同じように利益率は少ないです。ただ、今すぐお金が必要!という方は良いかと思います。

仕入れ先の例

仕入れ方法は、ビジネスモデルによってさまざまですが、主に以下のような手法があります。


1. 古物市場(オークション)で仕入れる

古物商許可を持っている人だけが参加できる業者専用のオークションで仕入れる方法です。各地域に1つはあります。また、全国の古物市場(交換会)に参加したり、
リアル開催の市場で、東京の「古物市場」や大阪の「道具市場」などがあります。
または、オンラインオークションもあります。
美術品なども、「オークションハウス」などで購入が可能です。

★市場のメリット
・業者価格で仕入れられる(一般市場よりは安い)
・高額商品や希少品をまとめて仕入れられる

★市場のデメリット
・仕入れには資金が必要
・目利きが求められる(仕入れ失敗のリスク)

リサイクルショップの人々が市場で仕入れをする理由の一つは、一度に大量の荷物が買えるためで、そのタイミングで高利幅商品があればラッキー、という考え方です。利幅のとれる商品は、「別」で仕入れをしております。また市場には独特な雰囲気があり、新参者には厳しかったり、わざと高値で買わせたり、かなり癖のある場所にはなります。※全て、ではないです!🙏
1ヶ所の市場ではなく、複数の市場に出入りしている方が多いです。市場によって強みが違うからです。


2. ネット仕入れ(個人・業者からの仕入れ)
ネット経由で仕入れる方法があります。
ヤフオク・メルカリ・ラクマなど、一般の出品者から相場より安く買えることがあります。
市場と違って、全国から仕入れ可能です。
価格交渉やまとめ買いで安く仕入れられることもあります。また、業者向けBtoBプラットフォームでは、

NETSEA(ネッシー)
スーパーデリバリー
オークネット

などなど、たくさんあります。
またはSNS(Twitter, Instagram, Facebook)では、
リサイクル業者や個人業者が在庫処分を告知してたり、
そういうコミュニティに参加し、情報収集をする方法もあります。

3. リサイクルショップ・フリーマーケットで仕入れる
店舗で商品を実際に見て仕入れられます。
セールや閉店処分品を狙うと安く仕入れが可能です。
またフリーマーケットやガレージセールも、
個人が安く出品しているため、掘り出し物があります。

4. 店舗や事業者から直接仕入れる(BtoB取引)
閉店セールや倒産品をまとめて買う方法もあります。
倒産品や閉店セールを行う企業から直接仕入れ、
業者向けのリサイクルショップと提携したりします。
ポイントは、リサイクル業者や商社とコネクションを作ることです。

5. 海外から仕入れる
海外からの輸入販売を行う手法もあります。
eBay・AliExpress・中国輸入(タオバオなど)など、
日本より安価で購入可能な商品を選んだり、
また希少な海外品を扱えたりもできます。
また、コンテナ仕入れもあります。
アメリカ・ヨーロッパのアンティーク・ヴィンテージ家具や雑貨をコンテナで輸入します。
ただ、信頼できるバイヤーを探すのが大事で、
また倉庫確保も重要になってきます。


ざっくりではありますが、
主な仕入れ方法をお伝えしましたが、これらは古物市場では一般的な内容です。
どの仕入れ方法を選ぶかは、扱う商材や資金力によって変わります。仕入れる時間やコスト、販売に関しては、発送にかかる手間やコストを考えたら、リサイクルショップで売ろう、でも良いとは思います。アマゾンのFBAがいいな、と、行きつく先はそれぞれです。
メインの仕入れと、利幅の高い仕入れの2種類あると良いです。あなたの得意分野やターゲットに合わせて、最適な方法を見つけてみてください。

因みに私は、美術品オークション以外は全部やってきました、今も事業の一つとして活動してます。
お伝えした仕入れ方法でも、古物事業、古物副業は成り立ちます。
ただ、仕入れ、販売の相場がある程度出来上がっている市場のため、前回の記事にもきましたが、
プロから仕入れるのは、古物ビジネスの魅力に到達できないケースが多いです。


とても長くなってしまったので、、
続きは次回に書きます!
次回は、利幅のとれるやり方であり、
実際に私の会社での仕入れ方法、販売方法をお伝えしたいと思います。かなり泥臭いと思われるかもしれませんが、年間約10億円の売上をだせる事業に成長しました。そのあたりを記事にしていきたいと思います。


今日もお疲れ様でした!
また明日🙋

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