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この社説が気になる(2024.9.16)
今日の気になる社説
自民党党首選における発言に、毎日が批判の筆をとった。前日に候補者の討論会へ言及したのに引き続きである。政治家の発言に関しては、文脈全体を無視してインパクトのある言葉だけ切り取られている可能性もある。当該候補者の発言を読み返して(または聞き返して)自分の意見を持ちたい。
きょうは敬老の日。このことに触れた読売、朝日、産経3紙の社説に注目する。
祝日への言及。産経はこまめに実施しているが、読売や朝日が触れるのは珍しい。
誰でも社会の支え手になれるよう、と読売と朝日が触れている一方で、産経は、高齢者を災害弱者にしない社会の実現を訴える。どちらも大切な視点である。
本筋とは脱線するが、朝日が社説の冒頭で、「サザエさん」の波平さんの年齢設定に触れてハッとした。
「定年1年前の54歳」。私自身がその年齢目前である。
しかし、定年は11年先まで延びたし、その先に延びる可能性もある。
制度がどうなるかとは別に、自分自身はいくつになっても役に立てる場所を見つけていきたい。その思いを改めて持った。
[抜粋]高齢者が様々な世代と一緒に交流できる場を広げたい。各自治体は、一人ひとりが意欲的に活動できるよう、相談窓口や仲介事業などの支援策を強化してほしい。↓
[抜粋]令和6年版高齢社会白書でも、65歳以上の人に聞いたところ、1人暮らしの人はそれ以外と比べ、備えが遅れる傾向にあった。家具の転倒防止対策のサポートや災害時の避難支援など「1人暮らしの高齢者に配慮した対策の推進が重要」と指摘する。↓
[抜粋]高齢者の働く意欲に水を差す制度は見直すべきだ。その一つが在職老齢年金で、賃金と年金の合計が一定額を超えると年金が減る制度になっている。高齢者版「就労の壁」として意識され、年金減を避けるために働かない、あるいは就業調整する人がいる。↓
その他の各紙の社説
[抜粋]EVへの逆風が問うのは、数十年単位の長期的な戦略だ。日本勢には100年に一度といわれるエネルギーシフトを着実に進め、次世代の自動車産業でもイニシアチブを取ってもらいたい。↓
[抜粋]ベネズエラの経済破綻と混乱は硬直化した強権体制の失敗を物語る。政権交代を願う民意は大規模デモに表れている。有権者の選挙結果への疑念に答えず、対抗馬を亡命に追いやる政権の動きは民主主義を踏みにじるものだ。↓
[抜粋]獄中からメッセージを発信することでさらに弾圧される恐れも顧みず、欧米ではなく、イランと友好関係にある日本の新聞に手記を託した。その事実を日本は重く受け止める必要がある。↓
[抜粋]発生時の危機管理もなっていない。問題発言の際、マイクの音量を下げるなどのシステムがあるが対応できなかった。放送の訂正や視聴者・国民への説明も即座にできず「十全でなかった」とした。これでは公共放送の名に値しない。↓
[抜粋]361個の目の上で白と黒の碁石が陣地を取り合う囲碁は、思考力を養い、脳の活性化にもつながるといわれる。今回の快挙を契機に、囲碁の魅力を知る人が増え、裾野が広がることを期待したい。↓
[抜粋]日本の労働者保護制度は主要国の中では緩いとの経済協力開発機構(OECD)の分析もある。非正規社員を守る仕組みが不十分なことや、解雇時の補償金が少ないことなどが要因だ。↓
[抜粋]政府や自治体の対策の徹底はもちろん、「入れない」、飼育・栽培したものを最後まで管理して「捨てない」、定着地域を「広げない」という被害予防3原則を誰もが意識することが大切だ。↓