小春日

ものづくりを縁の下で支える仕事をしています。 歌うこと、食べること、飲むことが好きです。 ビールが大好きで、別のSNSでは、飲んだビールの投稿に反響が大きいです。 ここでは、全国に発行されている大手新聞の社説の読み比べを中心に日々感じたことなどを書き留めていきます。

小春日

ものづくりを縁の下で支える仕事をしています。 歌うこと、食べること、飲むことが好きです。 ビールが大好きで、別のSNSでは、飲んだビールの投稿に反響が大きいです。 ここでは、全国に発行されている大手新聞の社説の読み比べを中心に日々感じたことなどを書き留めていきます。

最近の記事

この社説が気になる(2024.11.22)

はじめに 明日から2日間(2024年11月23日~24日)は、筆者都合により投稿をお休みします。ご了承ください。 今日の気になる社説 米国の今後の動きに、朝日、毎日、日経の3紙が触れた。自国第一主義で進もうとし、そこへの忠誠や貢献を重んじる布陣で国を運営しようとしてることへの懸念が並ぶ。外から見れば懸念が並ぶリーダーを、かの国が選んだことは、他国との協調と自国の充実が二律背反な要素なのか、との思いを抱く。 国内の政治の動きには、読売、朝日、産経が触れた。選挙、その後の首班

    • この社説が気になる(2024.11.21)

      今日の気になる社説 国外のニュース、外交に関連したニュースへの言及で重なりがあった今日の社説。 G20首脳会談に日経と産経が触れた。自国第一主義の強まりが懸念される中、多国間の協調を後退させないための日本の役割が求められる、という思いのこもった社説である。 香港で、民主派に対する実刑判決が出たことに毎日と産経が触れた。香港が、中国共産党の支配下に入ったことを改めて感じさせるニュース。普段、中国に歩み寄る印象のある毎日も、この件については厳しく批判している。 注目するのは

      • この社説が気になる(2024.11.20)

        今日の気になる社説 5紙10本の社説。内容に重なりがなく、多彩な話題への言及が並んだ。 前日の早朝に、谷川俊太郎さんの訃報が流れた。 今朝のコラムで、日経・産経・毎日の各紙がこのことに触れたが、毎日は社説でもこの話題で一本綴った。多く発表されたいくつもの作品の中で何に注目するかにより解釈が変わってくる。他紙が社説で触れる場合に、視点の違いに注目したい。 今日注目するのは、増える独居世帯に言及した産経の一本。 前週に発表された都道府県別世帯数の将来推計を踏まえたものであり、

        • この社説が気になる(2024.11.19)

          今日の気になる社説 産経が前日に先行して言及した兵庫県知事選挙。 今日、他の4紙が言及し、この話題に関する各紙の社説が出そろった。 これまでも、批判の目を向けていた斎藤氏が再選したことへの戸惑いがあったのだろうか。選挙の結果に翌日ではなく一日置いて社説で触れるのが珍しく感じた。 社説には、SNSへの恨み節が並ぶ。 確かに、事実ではない情報が流れることがあり、受け手の私たちは慎重に判断せねばならない。 一方で、既存メディアには、報じていない事実、取材しきれてない事実がある

          この社説が気になる(2024.11.18)

          今日の気になる社説 兵庫県知事選挙の投開票が行われ、県議会から不信任決議を受けた前知事が再選された。 このことに各紙が触れるかと思ったら、言及しているのは産経一紙だった。 内容に重なりがあったのは、危険運転に対する処罰の問題。朝日と産経が触れている。 注目するのは、医療事故調査について言及した朝日の一本。 調査制度ができて10年目に入ったが事故の原因究明・再発防止につなげる目的には道半ばと指摘する。 年300~400件ある届け出。地域や病院で差があるそうだ。再発防止

          この社説が気になる(2024.11.18)

          この社説が気になる(2024.11.16)

          はじめに 明日(2024年11月17日)は、都合により投稿をお休みします。気になる社説が出てきた場合には、X(@koharubi_suo)に一言を添えてリンクをポストします。 今日の気になる社説 三笠宮崇仁(たかひと)親王妃の百合子殿下が薨去(こうきょ)された。朝のニュースで容体悪化の速報からしばらくしてお亡くなりになったとの報。 薨去ということばを初めて目や耳にした方も多かったと思う。産経がこの報に言及した。 日本保守党の代表であり作家である百田尚樹氏の少子化対策に関す

          この社説が気になる(2024.11.16)

          この社説が気になる(2024.11.15)

          今日の気になる社説 今日も内容に重なりのない社説が9本並んだ。 毎日が、トランプ氏の米大統領就任により、パリ協定からの離脱と温暖化対策の後退に懸念する内容で、2本分の字数を割いたため、通常より1本少ない。 国会で十分な政策論争がされてないことに読売が噛みついたり、現行の保険証の発行が12月からなくなり「マイナ保険証」に移行させる進め方に朝日が批判するなど、この国には課題が色々とある。 普段話題になることが少なくなっている印象があるが、解決の糸口が見えないのが北朝鮮による邦

          この社説が気になる(2024.11.15)

          この社説が気になる(2024.11.14)

          今日の気になる社説 各紙重なりのない内容が並んだ今日の社説。 昨日産経が書いたことで注目した不登校の問題に、今日は読売が触れた。学校に来なくていい、という状態で置いておくのではなく、集団生活に不慣れな子も登校しやすい雰囲気を、との主張は、方向性が産経と近い。ただし言い方は読売の方がソフトな印象。 先週末起こった、四国の広範囲での停電に、産経が言及した。関西電力圏内との電力の融通における連携ミスとのこと。原因究明と再発防止を強く願う。 この社説の中で、需給バランスをとるのが

          この社説が気になる(2024.11.14)

          この社説が気になる(2024.11.13)

          今日の気になる社説 話題の重なりの少なかった今日の社説。 唯一重なったのは、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)。朝日と産経が言及した。朝日は、トランプ氏が米大統領に返り咲くことで、気候変動抑制への取り組みからの離脱を懸念している。産経はそれに加え、経済的にも軍事的にも大国になっている中国が、環境対策においては途上国として温暖化対策の資金援助を受ける側の一員になっていることを問題視している。米中だけでなく、覇権争いの臭いも感じる環境問題。本当に地球にとって良い取り

          この社説が気になる(2024.11.13)

          この社説が気になる(2024.11.12)

          今日の気になる社説 先月の衆院選を受けての特別国会が始まった。 首相指名選挙では、30年ぶりの決選投票を経て、石破氏が選出。各紙がこの話題に言及した。毎日・産経・日経はその一本のみ。 朝日・毎日・日経が、少数与党からの首相選出となった現状下でいかに政治を進めていくかに焦点を置いたのに対し、読売と産経は、そもそも選挙の結果に責任を取らなかった石破氏が首相の座についたことに異議を唱えている。スタンスの違いが現れている。産経はそれに加えて、自民党の森山幹事長の責任も改めて問うてい

          この社説が気になる(2024.11.12)

          この社説が気になる(2024.11.10)

          今日の気になる社説 米大統領選を受けた今後の米国の動きは日本にとって気になる点。 今日は朝日と毎日が触れた。毎日は2本分の字数を割いている。 貿易に関する懸念に焦点を当てた毎日に対して、朝日は米国の関与が不可欠と考える環境、安全保障などの問題も挙げ、米国一国主義に歯止めをかけるために日本が役割を果たすべき、と説く。 注目するのは、自殺対策白書に言及した産経の一本。 先に公表された令和6年版の自殺対策白書によると、昨年の自殺者数が2万1837人と、前年から44人減少しただ

          この社説が気になる(2024.11.10)

          この社説が気になる(2024.11.9)

          今日の気になる社説 週末のため、時間の制約が少ない状態で読めることもあるのだろうか。読んでいて気になるものが平日に比べて多い印象のある今日の社説。 朝日は、前日に日経が言及した会計検査院による決算の検査報告に触れた1本のみ。他紙にない傾向として、2本分の字数を割かない状態での1本のみの掲載が時々ある。執筆される論説委員の負担を軽減する狙いがあるのか。 国の財政に関わる話では、国民民主党の動きで注目される「103万円の壁」について毎日が言及した。どちらかというと難癖をつける

          この社説が気になる(2024.11.9)

          この社説が気になる(2024.11.8)

          今日の気になる社説 ハリス氏の敗北宣言により、米国大統領選は決着がついた。そのことに〇〇と産経、毎日、日経が触れた。 毎日はこれ1本のみの掲載だが、社説を掲載したwebサイトの先頭には、なぜか同国の4年半ぶりの利下げに言及した9月24日の社説へのリンクが、あたかも最新の社説の如く先頭に掲載されている。何かの意図か、単なるエラーか。 産経はもう一本で、若年層に投票に行くよう訴える社説を載せた。「高齢層の投票率が高ければ、高齢の人ばかりを重視する政治となり」と書くが、それこそ

          この社説が気になる(2024.11.8)

          この社説が気になる(2024.11.7)

          今日の気になる社説 米国の大統領選挙が行われ、トランプ氏が当選を確実にした。 各紙これに言及した社説1本のみの掲載となった アメリカを再び強くする、を合言葉に展開した選挙戦。そこから、自国第一主義が強くなることへの懸念と、アメリカ国内の分断を憂慮する文章で各紙埋められている。 米国の新たな政権に対して、同盟国の日本がどうつながっていくか。そこに動いていくこの国の政権の基盤が固まっていないことが、一番憂慮すべきことかもしれない。 [抜粋]国際秩序を下支えする役回りを米国に

          この社説が気になる(2024.11.7)

          この社説が気になる(2024.11.6)

          今日の気になる社説 多彩な話題が並んだ5紙10本の社説。 朝日は1本で原発に対して自らの立場を主張した一方で、観光地での「二重価格」については、しっかり議論を深めと前置きしながら比較的フラットな意見を述べている。 国連の女性差別委員会の提言には毎日が触れた。提言を受け入れて議論を進めるべし、という、昨日の日経と同じ立場。 産経は、広島県廿日市市で起きた、自衛隊音楽隊のコンサートへの中学生出演に対する革新系市民団体の抗議に言及した。私もニュースに触れた時は、いわゆる左派系

          この社説が気になる(2024.11.6)

          この社説が気になる(2024.11.5)

          今日の気になる社説 新たな話題への言及よりも、他紙がこれまでに採り上げた話題への言及が多い今日の社説。 国連の女性差別委員会による皇室典範への改正勧告に、読売が触れた。受け入れられない、という趣旨は前に採り上げた産経と同じ。委員会が23か国の専門家で構成されていることや、この勧告がネパールの委員がまとめたものである点などの状況が共有されている点で情報量が多い。 今日、重なりがあった話題は、同性婚に関する議論。 これを取り扱った日経と産経の社説に注目する。 同性カップルへ

          この社説が気になる(2024.11.5)