こころ動かされた言葉を探して

手帳に書くほどでもTo Doリストにまとめるほどてもない用事を、メモ用紙に箇条書きにすることがある。

その日の夜に済ませた用事を確認して、全部完了したらメモを破って捨てる。
この瞬間にちょっとした達成感を味わうのが好き。

時々このメモの余白に、たまたま観ていたテレビでいいなと思ったものを書き留めたりもする。

こういうのは最初から手帳に書けばいいのにと思うけど、手帳を開いている間に書くことを忘れてしまったり、観ながら書くと後で解読不能になったりするので、一旦メモに走り書きしてから手帳に書き写す。

先日いつものように予定が完了したメモを破って捨ててから、テレビを観てメモしたものを手帳に書き写し忘れていることに気がついた。

書き写すのを忘れるくらいだから、メモしたこと自体忘れてしまおう。

こういう時いつも思う。

どうして人は忘れようとすればするほど忘れられないのだろうと。

今回も御多分にもれず、忘れようと思えば思うほど気になりだした。

ゴミ箱の中を空にした記憶はあるので、もし破ったメモが残っていたら、拾って元の状態に並べよう。

そう決めてゴミ箱を覗くと、メモが残っていたので、拾い上げて並べはじめる。

16ピースかそこらで、しかも自分で書いたメモなのに復元するのに予想以上に手こずる。

裏表にランダムで書いたメモのパズルは、思ったより難易度が高い。

とりあえず完成することは諦めて、必要そうなところだけを復元した。

『茶色は正義の色』

これが私の心を動かしたキーワード。
茶色い食べ物は美味しいということ。

頭のどこかでは認識済みのものが言語化されて心を動かされたのだろう。

今年も『花より団子』
数式で表すと『花≪団子』
あ、いっそのことほぼ団子でいいや笑