いつかの空へ ~never ending love~
「よし。それじゃ、上空の帝戸の機体を偵察してみろ」
『雲の隙間から一機体発見。帝戸前衛機サンライズ006。粒子砲経口15ミリ搭載。内包粒子残り3ミリ。そろそろ交代する頃ね。……あ、今、昼間部隊と夕方の部隊が交代したわ。交代時間わずか0.1秒。流石は先輩たちね』
「なかなか良く見ているな。上出来じゃないか」
『ありがとう。少し自信持てた』
「降りてこい。出入り口に誰か来た」
『了解!』
酉嶋の視線の先には、デジタルモノクル(眼鏡)をかけた男子学生の姿が近づいてきていた。
スター