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一度は行くべき!『太陽の塔』がとんでもなかった!
「太陽の塔って”中”が特にすごいんやで」
何度かいろんな人から耳にしたセリフ。
結論から言うと、絶対行くべきである!!
そもそも今年は行くチャンスYEARでもある。
なぜなら大阪・関西万博があるからだ。
1970年(昭和45年)に開催された大阪万国博覧会のキャラクターが太陽の塔だと思っていた。調べてみると、そもそも公式キャラクターというのは存在しておらず、「太陽の塔」はあくまで日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館として建てられたものらしい。
(大阪・関西万博2025の公式キャラクターは「ミャクミャク」君!)
漫画『20世紀少年』でも「太陽の塔」をオマージュした「ともだちの塔」も記憶に新しい。作家さんたちもオマージュしたくなるほど、強烈に脳内に印象に残るのが「太陽の塔」だ。
さて、これから太陽の塔に行く人は、気をつけていただきたいことが2つある。 注意点も合わせてつらつらと感想を書いていこうと思う。
注意点1:事前予約制というトラップ
そんなわけでにわか知識だけある私は、ルンルン気分で万博公園に到着。 「太陽の塔って人気なのかな?待って、恐らくそんなに広い設計じゃないよな。」 嫌な予感がした。 こういう嫌な予感はたいてい当たるもので、太陽の塔を調べてみると「事前予約制」という文字が。
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わざわざ太陽の塔に行く目的のために万博記念公園に来たのに。 いや、当日券というものが世の中にはある。
わずかな望みをかけて万博記念公園の受付に尋ねると「太陽の塔の受付で聞いてみてください」
なに!? 太陽の塔まで結構な距離だぞ。
いや、でも負けてたまるか、この戦(戦ではない)
箱根駅伝に影響された私は、マインドだけは青学。
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太陽の塔の裏側に受付がある。
おそらく500メートルは走った!!
独走状態の私は、何とか受付につき当日券をゲットできた。(私以外、誰も走っていなかった)
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「微妙に時間があるな…」 事前予約制だけあって入場時間が決まっている。 おすすめなのは「EXPO’70パビリオン」と言いたいところなのが、、、、
注意点2:オーディション番組という誘惑
究極の選択に迫られていた。
それはオーディション番組「No No Girls」の最終審査が配信されるのだ。そして、この日に限ってアーカイブされない…
「EXPO’70パビリオン」はいつでも行けるが、最終審査は今日しかない。 という、理性の選択?で入場をあきらめることにした。 (ちなみに連れは、「EXPO’70パビリオン」に入場していった)
「EXPO’70パビリオン」の感想は「面白いが、ゆっくりみたい」ということだったので、そもそも事前予約制を理解していればスケジュールは立てられると思う。
そして、
・誘惑がないか、
・行く日はそもそもその日でいいのか
・オーディション番組の最終審査はないのか
問いかけてほしい!!
補足:国立民族学博物館(みんぱく)も公園内にあるので、こちらもぜひ!
そもそも太陽の塔とは?
『太陽の塔』は、岡本太郎が手がけた、日本が誇る芸術的モニュメントだ。その姿は異質でありながら、どこか懐かしい。高さ70メートルの巨大な構造物は、1970年の日本万国博覧会のために建造された。当時のテーマ「人類の進歩と調和」を具現化するものとして、ただの建築物ではなく、生き物のような存在感を放つ。
太陽の塔には3つの顔がある。
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正面の「太陽の顔」は現在
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この3つの顔が一つの塔に共存する姿は、まるで時空を超える旅人のようでもあり、人間の存在そのものを問いかけてくるようでもある。
いざ、太陽の塔へ
入場時間になってしまったが、最終審査は続いている…
またもや究極の選択だったが、結果が気になる気持ちを押し殺し、今回は太陽の塔を選んだ。
館内撮影可能場所は、塔内部1階(地底の太陽ゾーン及び生命の樹の1階展示フロア)のみになっている。なので、撮影をしたければ受付で専用ケースを申し込まないといけないのだ。(これも注意ポイント!)
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太陽の塔の内部の展示空間には、鉄鋼製で造られた高さ約41メートルの「生命の樹」があり、樹の幹や枝には大小さまざまな292体の生物模型群が取り付けられ、アメーバなどの原生生物からハ虫類、恐竜、そして人類に至るまでの生命の進化の過程を表現している。
内「生命の樹」と呼ばれるインスタレーションがそびえ、原始の生命から人類に至る進化の過程が再現されている。この構造物は単なる展示物ではなく、訪れる者に生命の壮大な歴史を感じさせる生きた空間だ。
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階段を上っていくのだが、階段を上れば上るほど面白い。
岡本太郎の「生命の力強さと美しさ」が芸術として昇華されていた。特に縄文時代から続く日本人の自然観や生命観が、太陽の塔のデザインや意図に深く刻まれているのではないかと思った。
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太陽の塔は、縄文土器に見られるような、生命の渦巻くエネルギーを感じさせる造形だ。それは単なる芸術作品ではなく、太古の時代から私たちに連なる命の系譜を可視化したような存在。
現代の私たちが、塔を前にして圧倒されるのは、ただその物理的な大きさのせいではない。塔が宿す生命の力強さが、私たちのDNAに直接語りかけてくるからではないだろうか。
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異世界に連れて行かれそう
岡本太郎が縄文時代を愛したように、太陽の塔にはそのエッセンスが詰まっている。遠い昔、自然と共鳴しながら生きていた縄文人たちの精神。それを現代の形でよみがえらせたのが、この塔なのかもしれない。
大阪・関西万博開始前、期間中にぜひ太陽の塔の洗礼を受けてみてほしい!
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![縄文ねぇさん こはる](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127018777/profile_1b39d23fdadf750e7ab4344416565d90.jpg?width=600&crop=1:1,smart)