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黙々と創世をする。

 ファンタジーを書こうと思っている。
 剣と魔法とドラゴンと……みたいなコテコテのやつだ。
 腐っても、いや腐ってるからこそBL書きなので、そこにはやっぱり好きな属性盛り盛りで、好きな職業の冒険者を出して、BがLしながら旅をしたいのだ。

 で、である。
 一口にファンタジーと言っても、西洋系ファンタジー、東洋系ファンタジー、スペースファンタジーと多岐に渡る。
 先日書き上げたのは東洋系ファンタジーの分類だが、今回自分が書きたいのは西洋系だ。が、これもまた西洋系とひとくくりにしても、設定を練るとなると複雑になってくる。
 よく出てくる妖精系亜人族のエルフ一つとっても、書き手によってその性質は違う。
 ハイエルフとダークエルフを分ける書き手もいれば、とんがり耳持ちの妖精を全てエルフとする書き手だっている。
 人間という種族の名称も、ただ人間とするか、ヒュー〇〇と少し変えた呼び方をする世界もある。
 もちろん魔法の在り方だって違う。
 書き手によって無数の世界があるのだ。

 今更何をと思うが、突き詰めて考えていくとこれがまた大変なのである。
 当然だ、世界の創造するのだから。

 私はこの創世部分をおざなりにできない性分だ。
 だから創世記を書く羽目になる。
 もちろん、先人の作った世界から影響は受けるが、そのままでは使えない。それは権利的な理由だけではなく、単に自分のやりたい表現のためには足りないもの、余分なものが出てくるからだ。

 創世する中であれこれ考えるのは楽しい。
 楽しいのだが、早く物語も書きたい。
 このせめぎあいがとてももどかしい……。

 いやぁ、神様って大変だなぁなんてしょうもない事をぼやいてしまうのであった。

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