今の生活は学生の頃は全く想像していなかった
アパレル勤めて、たくさん頑張って、私は店長になるのだと思っていた。
それはそれはもう立派な店長に。
売上も上々でいろんなお客様と仲良くなって、楽しい日々を送るのだと思っていた。
現実はまったくもって別だった。
店長もお店のスタッフもとても良くしてくれて、売上が上がればとても嬉しく思った。
だが心が着いてこなかった。
就職活動の時は、私は女性として生きていくと決めていたつもりだった。そこからブレることはないのだと。ただ1年もたてばこころが動いてしまった。
就活をして内定を頂いた時のわたしと、いざ働き始めてからの心のうちはまったくの別人だった。
働けない悔しさもあった、じぶんで決めた道なのだからとも諦めかけたこともあった。
だがわたしは1歩後ろへ引いた。
嫌だと思うことから離れよう、離れたいじゃなくて、離れよう。
そんな決断をしたのは初めてだった。
全てがうまくというわけでは無かったが、今ではとても良かったと思えている。
一番の妙薬は時間だ。
そして今一番しなくてはならないこと。
それは自分への感謝だ。
苦しい中、踏ん張ってくれてありがとう。
あの時の貴方が踏ん張ってくれたおかげで、わたしはいましっかり地に足つけて立てている。
ほんとうに、ほんとうにありがとう。
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