子宮筋腫と卵巣嚢腫を取ってきた 番外編 Another Episode.9~最近のこと②~
!ご注意!
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2月から割と最新までをまとめてみました。
前回は、プロラクチンの値を下げるためにナウゼリンを控えるようにしましたが…。とりあえず、話を進めましょう。
今回の話は、次に繋がるお話なのですっっごく長いしエグい事書いてます。
もしどこの病院かわかったとしても、どの先生かわかったとしても、個人名や病院名を特定される内容は書かないでください。
私に施行された治療や処方された薬は、医師との相談の上で症状や状況にあわせていることであり、私が受けた説明は、あくまで医師が私に合わせた内容ですから、同じ処方がされるとも限りませんし同じことを言ってくださらないです。
これまでのお話は、子宮筋腫と卵巣嚢腫を取ってきた 第0話~はじめに~ここから辿ってくださいね。
もしくは、私のTwitterから辿れます。
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今日のサムネは1月に引き取ってきた新しいメガネ!フレームがめっちゃお気に入りのPCレンズ付き(ㆁωㆁ*)
□2月
2/1に皮膚科を受診した。土曜日に受診できるところのほうが良かったのと、万一平日に受診が必要となった場合会社に行きやすい場所でということで、通勤経路の皮膚科を選択。
痛くも痒くもないけど1ヶ月前から発疹が続いていること、蕁麻疹かと思ったけど本当に痛くも痒くもない、と先生に伝えた。
蕁麻疹かどうかは、圧迫したら消えるかどうかで決まるそう(日本皮膚科学会にも記述がある)。そのため、先生は私の脚に硝子板で圧迫をして「消えないね。蕁麻疹じゃないね」と一言。
先生「血管から赤血球が漏れ出ちゃって、皮下出血の状態になってしまってるから、その出血を止めてあげないといけないんですね」
んっ?!なにそれ、皮下出血?皮疹ですらなかったのか…。
つまり、赤血球がいるべき道路(血管)にいられなくて迷子になってる状態なのかしら…。とはたらく細胞という作品に出てくる赤血球が、本来いるべき道路(血管)ではない場所で迷子になってる姿が目に浮かぶ。
出血を止めなきゃいけないらしく、止血剤とビタミン剤を出すのでまずは2週間、皮膚の炎症を取るための軟膏も一緒に出すので、2週間後にまた来てねということになった。
というわけで、頂いた薬はこちら。初めて見る薬ばかり。
しかもこのカプセル、飲めば小学生になれそうな薬の色してるので、飲む度にちょっと楽しかった。笑
この月の月経、中々来なかった。
2月初めに生理を迎える予定だったのだけど、遅れること2週間。
出血そのものはあんまり多すぎない感じで、楽かと思ったけど出血が少ないときほど、横になりたいほどの下腹部痛に襲われ(痛みスケール10のうち5~6)、出血が多いときは痛みのレベル自体は小さい(痛みスケール10のうち4~5くらい)けど、ロキソニン飲んでも効きが悪く、だんだん痛みのレベルが上がっていく状態。
出血日数自体は今までと同じくらいの8日間。昔からそんな感じだったので、おそらく今までの生理と考えて良いと思ってるのだけど、出血が止まったり出たり、月経の量も朝だけ出血して昼は止まって夜にまた出血というのが続き、一日中出血が続くことは一度たりともなかった。
乳汁は、豆乳ほどの濃い色のものがでたりするのは相変わらず。
ナウゼリンを抑えるつもりが、画面が揺れたように感じてすぐに気持ち悪くなっちゃう事があり、出血していた期間の2/9~2/20の間、2/13~2/16くらいには吐気で仕事にならないことが何度かあったので、ナウゼリンを結局服用するはめになった。
正直飲みたかないんだが、それでも回数は減らししたし我慢もしたんだよ!
2/26午後に急に胸痛があって、熱も出た。
胸痛のせいで呼吸もくるしいし腹痛なども感じるので#7119という東京消防庁の救急相談ダイヤルに電話をして指示を仰いだ要約「救急車で病院にいけ」ってことだったので、そのまま救急車に乗って病院へ。
CT、X線レントゲン、血液検査をしてもらったのだけど、原因不明。。。
結局2時間位して帰宅して、寝てそれで金曜日には復活してた。
でも、金曜日は本当なら採血の日だったんだけど、微熱出てる状態だと行くのはどうかと思ったので、キャンセルをして3月4日にずらした。
その翌日2/29の早朝、下腹部の圧迫感と強い痛みでバチッ!て目が覚めて、急激に体が冷える感覚と胃がけいれんして、吐気が上がってきた。
マズイ、吐く。
買ってあったうがい受けを手にトイレに駆け込み、水下痢が落ち着いた頃、温かいものが流れ落ちる感覚とズルリと何かが落ちる感覚。便器をみると血の塊が複数個あり、そして突然の嘔吐。
朝なので胃液しか出ないからなおさらキツイ。更に血の塊もバタバタ落ちる。
ナプキンをセットして、トイレットペーパーで拭くとやっぱり血の塊。
大きさのイメージは横幅、縦ともに三文判くらいの大きさ。
下腹部もギュウギュウに痛くて、また吐きそうでナウゼリンを服用してお布団に逆戻り。お腹痛いし頭痛もするし、出血も多いしで疲れて2時間位寝た。
ただし私はこの症状に覚えがあり、起きたあと猛烈に不安になった。
最初の妊娠・化学流産と子宮筋腫が見つかったときだ。
この日朝以降、嘔吐はないものの、頭痛と下腹部痛と大量の血の塊が出る。
まさかこんな2月最後のニ(2)ク(9)の日に血の塊をみたくなかったし、丸1日中出血と痛みに苦しんでしまった。。。
□3月
29日以降も出血は増減を繰り返しながら続き、血の塊もぼたぼた出る状態は続くし、少しフラフラすることもあったので出血のせいでどうやら軽く貧血になっていたのかもしれない。
3月4日には採血だけやって出勤をしたのだけど、結局それまでに何度かナウゼリンはいくらか飲んでしまったので、プロラクチンの値は上がっていると思っていた。
お乳も相変わらず白っぽいのがでるけど、どちらかといえば透明な乳白色になったし分泌量も減ったので、けっこう改善してる!
それ以降にも吐気で目が覚めたり下腹部痛で目が覚めたり、ちょっと苦しむことが多くて仕事も集中できないし、睡眠時間も短すぎたせいで仕事にも支障がでた。
早く13日になってほしいってずーーっと思いながら生活するのがけっこうしんどくて、13日まで出血が続いたら14日間出血することになるのはさすがにちょっとやだ!っておもってたけど、出血はなんとか11日には止まった。
しかし12日、ものすごく子宮あたりが絞られるくらい締め付けられる痛みが襲ってきて背を丸めて仕事をするはめになったけど、薬飲んでも中々効かなくて困った困ったっていうことを、症状メモに残し、外来受診日がまだかまだかと待つ日々。
そして、13日。クラークさんに症状メモと基礎体温表、健康診断の結果を渡した。
この時勢だからか、待合室にはほとんど誰もいなくてあっという間に先生に呼ばれてお部屋に入る。
Y先生「けっこう大変だったみたいだね」
開口一番そういわれて、苦笑する私。
Y先生「なんだろうね、この痛み・・・」
そうだよね、悩むよね…。私自身も、この外来の当日痛みと吐気で目が覚めたり、ズキズキとした痛みを自覚していたりしたことを伝えると、先生に子宮の近くが痛むかどうか聞かれて、私もイエスと答えた。
先生、ぶつくさと基礎体温表や症状メモとにらめっこをしながら悩まれていた。
Y先生「生理の2週間くらい前!?」
ハッとした様子で先生は言うけど、でも基礎体温表にはバッチリ出血した日が書かれている。
Y先生「でもきたよね、ここで生理は…」
そうおっしゃられたけど、私には生理かどうかわからない出血だ。そもそも生理だとしたら、周期は18日目できたので早すぎる。
この頃の痛みはロキソニンでこらえてた感じだったのと、生理中以外にも痛みがあることをつたえたものの、先生に便秘がないかどうかと聞かれたが、多少ゆるいことはあるけど便秘はないと答えると、先生はやはり悩みながら「そうかぁ…」と言う。
Y先生「でね!まず、プロラクチンの値ね、ちょっと下がったんだけど、それでもまだちょっと高かったんだよね。60いくつで、べらぼうに高かったわけじゃないんだけど。その前ってナウゼリンとか全然飲んでなかったよね?」
と先生は検査結果を見せてくれた。64.7とあった。。。
良かった下がってる。。。
今回ナウゼリンを貰う前、プリンペランを少し入院中にもらったことがある程度で、それ以外で飲んでいたことはない。
Y先生「だから、薬剤性は完全に除外はできてないんだよね。下がってはいるんだけど、もしもともと飲んでいたなら多分さがるとはおもうんだけど」
苦笑しながら言う先生は、おそらく先生の中で薬剤性以外のことも想定されていると思われる。
Y先生「この採血の前は飲んでた?」
私「ちょっと…」
Y先生「そだよね、本当なら完全にない状態が一番いいんだけど。ちょっとこれは追っていきましょう、多分さがったから生理が来たと思うんだけど、高いまんまだとブロックされちゃうから、生理が来なかったり不正性器出血を起こしちゃう人がいるからね。今んとこ薬剤性が疑われるんだけどね」
そうか、そういう仕組なんだな。プロラクチンってっていうのが正直な感想。
Y先生「ちょっと一回、子宮・卵巣診せてもらっていい?それで、卵巣が腫れてないかどうかとか内診をしますので」
やっぱり先生口調が時々丁寧になるんだけど、すぐに崩れちゃう。
Y先生「皮疹は消えてる?」
1月に伝えたのを覚えててくださったのと、症状メモの一番はじめに書いたからちゃんと読んでくださってたらしい。こんな(おまけ画像)やたら長いのに。
飲んだお薬をみて、これ皮疹じゃなかったのかという印象を持たれたようで、止血剤とビタミン剤だったことが不思議だったようだ。
そうだよね、皮疹や発赤ならアレルギー薬やステロイド剤を飲んだり、抗生剤を飲んだりするのに、止血剤だったものね。
私「けっこう長いこと残ってて、3月のはじめのその出血がはじまるくらいまで残ってました」
Y先生「どこにでたの?」
皮疹のでたところ(両太ももの内側、膝の裏、両腕の内側全体)を確認して、過去にも同じようなのが出たかどうか聞かれたが、過去にこのようなことはなかったと伝える。
過去にあったとしたら、それは帯状疱疹だけどあのときは痛かった、痛みもなく痒みもない皮膚症状ははじめてのこと。
Y先生に手術前より痛いかどうかきかれたけど、私自身も正直なところ悩ましいので苦笑をしてしまう。なんて言ったら良いんだろうって。
私「ナプキンから漏れたり30分に1回ナプキン変えなきゃいけないほど多かったりしたんですけど、少なくともそれはなくなりました」
Y先生「量はへったけど、痛みはうーんって感じか」
先生としては、少し減っていてほしかったんだろうなぁ。追加で聞かれたのも、手術前の生理のときにロキソニンを飲んでいたか聞かれて、私は当然YESを答える。
痛みはどちらかと言うと、下腹部痛より頭痛のほうが多かったので、その頭痛も変わらずにあることを言うと、先生は「なるほどねぇ」とちょっと悩ましそう。
その後内診室に行き、先生を待つ。
Y先生「結局、プリンペランもプロラクチン上げる可能性あるから。前飲んでましたよね、プリンペラン」
私、YESのお返事。つまり、吐気があってもドパミン系の制吐剤は出せないってことなのだろう。
Y先生「ガン検診は、1月18日の健康診断で問題がないっていう記載がありましたので、それは大丈夫なんですけど」
私(だから先生は、なんで時々言葉使いがこうなるんだろう…)
というわけでそ~っと経膣エコーであちらこちらと、探られてるのが何となく分かるこの違和感。笑
そして、先生の手が少し止まった。
Y先生「んー、右側…子宮の左っ側か。ちっちゃい筋腫がまた出来てるんで。これはまだ手術の対象にならないからね。前と比べたら…ね。多分取るときに僕も取り切れないからねってお伝えしてありますけど」
プローブで押したときに痛いかときかれるけど、なんとなく痛いけどという違和感があると答えた。
Y先生「もともと今はそこまでの痛みはないと思うんですけど。筋腫が小さいのができてるけど、卵巣が腫れてるとかそういうことはないみたいだから」
といいつつ、先生が内診をすべく私の上腹部や下腹部を押す。
下腹部を軽く押されたとき「んっ」と私が息を詰める場所があったので、そのあたりを押していく。
そして左側を押して、このあたりか…と痛みの場所と、今は「いてててっ」って感じじゃないことを確認して内診は終了。
先生のところに戻って、生理痛のお話。
Y先生「痛み止め、漢方とピルがある。あとは避妊リングで定期的にホルモンを出すっていうのがあって、どれをとってもいいところ悪いところあるんですけど。痛み止めで生理痛がコントロールできないということであれば、低容量ピル。もしくは子宮内膜症が疑われて、月経困難症になっているようであれば、黄体ホルモンの一つでディナゲストっていうのを毎日飲まなきゃいけないんだけど、それでコントロールしていくっていう方法があるんだよね」
本当に色んな種類があるらしい。喫煙の話を聞かれて、吸っていないと答えた。
実際のところ吸いたいと思うことはあるけど、抑えられているし、買うつもりもない。
Y先生「血が固まりやすいとかも言われてないよね?」
私「聞いたことはないです」
Y先生「過去に飲んだことある?ピルって」
私「ないです」
Y先生「どうする?どうするって言い方も変だけど(ちょっと先生が笑う)、痛み止めを結構飲んでらっしゃるから。痛みに関しては、少なくとも生理中のもしくは排卵痛によるものだったら、多分飲んだほうが楽だと思う。こんだけ痛み止め飲んでるんだったら…(また苦笑)痛み止めも飲む回数が減るし、生理の量も減る、でも毎日飲まなきゃいけない」
と少しずつ先生が苦笑を交えながらお話してくれた。
いちばん大事なところが「妊娠を考えてる方は飲めない」ということ。
Y先生「JUNさん、失礼だけど性交渉ってしてる?」
あけすけな聞き方だけど確認をするならとっても大事なこと。
でも、先生は内診の時点で先生はしてないっていうのを知っているようで、どちらかといえば性交渉がないよねっていう確認だ。
Y先生「痛み止めたくさん飲んでる方で、下からのばい菌が入ってそれで痛いっていう人もいるんですよ。だから一つずつ除外していかなきゃいけないんですよ。でも、おそらく下からのばい菌ってのは無いと思うんだよね。そうなれば白血球も上がるはずですし、熱もでるから。この胸痛とこっちは違うものだと思う、明らかに場所が違うからね。26日に救急外来を受診されて、原因はよくわからなかったってことだけど、じゃあ婦人科での痛みに関してはどうするかって話ね」
先生結構たくさん考えてくださってるし、ちゃんと症状メモに目を通してくださったよう。
Y先生「痛み止めの飲み方を変えてちょっと良くなって話だけど、最終的には量が少なくなったって人もいるんだよね。ま、変わんないって人もいるんだけどね」
ふむー。。。でも、私の場合はどうやら【痛み止めの量が減った】という人には当たらなかったらしい。
Y先生「おっぱいは、、、うーん、まだ出る?」
私「出ています」
Y先生「うん、プロラクチンが高いから出るよね。絞ったりしないでね、よっぽど張っていたいならしょうがないけど、絞ったりすると刺激でおっぱいって作られちゃうから。で、ほんとはナウゼリンを飲まないで様子を見ていただきたいんだけど、でも中々ね吐気が強かったからっていうのもあると思うんだけども、吐気が強いっていうと生理中だよね」
たしかに2/29から3/11の出血が生理だとすれば…と仮定し、生理中は吐気が強い方なのだと思うと答える。
Y先生「まあ、2月のここだから可能性はなくはないよね。プロラクチンが高いからちょっと…。だから、順序立てていくと、プロラクチンが高い原因を除外していくと、今んとこ薬剤性が疑われるからってとこなんだよね。で、生理の痛みは逆にプロラクチンが低くなると、前みたいに定期的に生理が来るだろうから定期的に痛いってことになるよね。で、生理の2週間前に排卵するから、おっぱいも張っちゃうし排卵痛もあるわけだから。ピルを飲めば、排卵を抑制するからイライラも減っていくし、痛みも減るよね」
そろそろ、プロラクチンっていいすぎて先生も苦笑してる。私も苦笑せざるを得ない。
「あとは、どうするかだよね」と先生が少し笑う。
私「痛みがあるとき、どうしても薬がないと過ごせないっていうのが結構しんどくて。薬飲むタイミング間違えると仕事に支障出ちゃってるっていうのが結構辛くって、なんとかならないかなぁとは思ってたんですよね。右の下腹部もズキズキ痛くなったりすると、うずくまったりする事があって…」
Y先生「うーん、右の卵巣は特定できてて、卵巣が腫れているとかもなかったんだよね。でも、筋腫も大きかったのもあるし。。。あ、嚢腫とったのって右だったよね」
先生は、手術のときの写真をおさらいするように見返した。当時の写真を見ても筋腫の大きさが目を引くけど、嚢腫はそこまで大きくなかったか、と先生はうーむ…と考え出した。
Y先生「皮様嚢腫って腫れ方だったんだよね。今見ても筋腫は大きかったけど、筋腫はあるんだけど、筋腫はどちらかと言うと左よりだね。あとは採血とかした?炎症がないかどうかって」
私「健康診断と2月26日にやてますけど、炎症の値は普通でした」
健康診断の結果を見てた先生の目に、白血球の数値も目に止まったらしい。
Y先生「白血球の数値も8500って気にしなくていいからね」
その時、私は皮下出血があったからだろうと思ってたことを伝えた。
私「その後、2月26日に救急外来で6900までさがってたらしいってのは知りましたけど」
Y先生「ま、白血球って多少は変動するけど、JUNさん僕がみたとき、前は…」
白血球の値をおさらいすると、5000前後だったので、私にして少し高いよね。。。となったけど結局皮下出血が原因出そうなったんだろうという話になった。
Y先生「ピル飲むのだとしても血液検査はしておきたいけど、今日はいいかな。後日プロラクチンはフォローしたいんだけども、やっぱり64だからちょっと高い。これでやっぱり影響されると思う、生理は」
再び話を戻されて私苦笑のうえ、「それでもされるんだぁ」という正直な声が出る。
Y先生「うん、例えばおっぱいあげてる人で生理来るけど、キッチリこない。ばらばらになっちゃう。どれくらい飲んでてたか覚えてる?」
私「1シートちょっと…」
Y先生「ああ、そっか…それじゃあ。。。」
私小さくなりながら、しんどかったから。。。と苦笑する。
先生はしょうがないよ、飲んじゃいけないわけじゃないんだから、とおっしゃってくださるのが有難い。
私「プロラクチノーマとか調べたときに、症状に頭痛があったのでもしかして自分もそうなのかな?って思ったりもしたんですよね」
Y先生「プロラクチノーマならそうだね。プロラクチノーマにもマイクロとマクロがあって、写んないようなやつとおっきいやつがあって、だいたい100を超えると、僕たちはマクロを疑って下垂体の検査を依頼して、内分泌科か脳外の先生に連携をするんだけど、心配だったら評価してみてもいいけど下がってるからね、今回」
そうですよねぇと私。いや、検査を勧めるほどの値ではないってことではあるので、そこは有り難くもありホッとしているところでもある。
Y先生「今までの経緯からすると、まず薬剤性を疑う。それが除外できなかったらないかどうかを調べる。まあ薬剤性じゃなくても、高プロラクチン血症っておっぱいが出るときはそれを止める薬を飲んでもらうんだけども、でも問題になる薬を中止するっていうのが第一選択。薬じゃない方はね。あと、脅かすわけじゃないけどピルで気持ち悪くなる人もいるからね」
びくっ
Y先生「もし生理に伴う月経困難症がピルで改善されれば、あるいは」
私「ナウゼリンが要らなくなる?」
Y先生「うん、そうそうそう。検討してみてもいいと思うけど、今日出すのはちょっと…だから。飲み始めるのは生理がきた初日、そっから定期的に飲む」
うーーーん、ピル…ちょっと不安になってきた…。
Y先生「あとは、月経前のイライラとか頭痛とかある?」
私「ありますね」
Y先生「どっちのほうがツライ?」
私「イライラのほうが辛いです」
Y先生「生理の1,2週間まえからきて生理が来ると楽になる?」
私「いつから出るかよくわかんないけど、楽になるようなならないような…」
Y先生「うわぁん!」
先生、ちょっとあてが外れた!とショックを受けた感じになる。私自身も、生理から1~2日たてば落ち着いてくることを説明したら、先生は月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん)のことを説明してくれた。
Y先生「月経前症候群って、生理の2週間位前からイライラとか落ち込みとか、頭痛とかある人がいらっしゃるんだけど、生理が来たら良くなっていく、っていうのがあって。もちろんそれだけで解決できないこともあって、他の因子を持ってる方もいるんだけど、生理がきても落ち着かないときはだいたい他の因子が考えられるんだよね。で、JUNさん、色々調べたと思うけどどうしたい?」
確かに沢山調べた。容量も超低用量から高用量まであり、種類もたくさんある。偽薬がないものもあればあるものもある。副作用も様々なものがある。
私が今体験しているような「乳汁漏出」の副作用が書かれていたりもする。
Y先生「飲むんだったら超低用量から始める。そのほうが副作用も少ないし、ピルの副作用で一番怖いのは血栓症。あとは薬剤性肝機能障害。あとは不正性器出血があるから敬遠しちゃう人もいる。でも、落ち着いてる方もいらっしゃるから、どれがいいかは人それぞれ違うんですよ」
そして、先生は漢方は?と聞いてきた。
私の中にも漢方は念頭にあったので、種類があって効能が違うことを伝えた。
Y先生「漢方だったら、当帰芍薬散と桂枝茯苓丸。漢方は劇的に改善する人が少なくて、効かないっていう人もいる。ただ、漢方だとピルでものすごく気持ち悪くなっちゃった方や血栓症の素因があるとかの人だと漢方と痛み止めになる方もいる」
私「昔、当帰芍薬散は飲んだことがあったんですよ。冷えがすごくて」
Y先生「飲んだことがあるなら、飲んでおいていいと思うんですよ。漢方と痛み止めで様子見てそれでも改善しなければ、低容量ピル検討してみてもいいと思うんだけどね。じゃあ、漢方と痛み止めで1ヶ月で来てもらえる?」
よし、方向性は決まった。残薬を伝えて、今回はナウゼリンは追加ナシにしてもらった。
今までの痛み止めセット(ロキソニン、セルベックス、ブスコパン)に当帰芍薬散になった。
Y先生「次回、もし、もしもし!ナウゼリン飲んでなかったら、血液検査しよう」
私「…はぃ」
Y先生「でも我慢して気持ち悪くなるとかを防がなきゃいけないから、我慢して気持ち悪くなったら元も子もないからね」
先生ほんと優しい…。なんでこんな優しいんだこの先生。。。
基礎体温から見ると排卵をしていないということも教えてくださった。
二相性になってないから、プロラクチンの影響で排卵ができていなかったのだということもわかったので、このまま記録つけていくことになった。
生理かどうかもわからないからこそ、記録は大事なのだそうだ。
次回の予約をいただいて診察室を出る。なんとこの日診察室に呼ばれてから40分近くも診察室にいたことになる。
今日は、私にとっては新しい道がひらけたようなもので、自分にとって新しい道を示してもられた気がする。
次回!
ついに最終回!!
▷おまけ
先生のおっしゃった話の中で、少し不安に感じたことがあった。
「こういう時期だから、なるべく病院に近づいてほしくない」といったことだ。ある意味仕方ないことなのだと思う。
でも【じゃあ何かあった時どうしたら良いのだろう】という疑問は喉元で止まってしまった。こういう時、どうしたら良いんだろうね。
症状メモを載せるよー!