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知らないと損をする言葉のお話「バンドワゴン効果/アンダードッグ効果」

「バンドワゴン効果」とは、ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊車であり、「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味である。経済学・政治学・社会学などで使われる。
「アンダードッグ効果」はその逆で、負けている側を応援したくなる心理ですね。日本語だと判官びいきなんて言われたりもします。

「バンドワゴン効果」は本当にいたるところで使われています。
「みんなやってるよ」と言い換えられるものはたいてい「バンドワゴン効果」です。

「全米が泣いた」も「全米(=みんな)が泣くくらいいいものだからいいものだろう」といった感じです。
行列ができるお店は「みんなが食べたくて並んでいるんだからきっとおいしいのだろう」とかですかね。
路上ライブをするときとかも、サクラでいいので5人とかでも知り合いを立ち止まって聞かせておけば知らない人が立ち止まって聞く可能性が上がるでしょう。

この「バンドワゴン効果」があるから無知な民衆の多数決が暴走したりします。

「みんなAに投票しているよ?」と言われたらその場のノリで、多少Bに傾いていたとしても「まぁ、みんながAに投票しているなら…」としてしまいそうですよね。

とはいえ「このCは人気が無いから…」とアンダードッグ効果で投票する人もいるとは思いますが、もともとが少数派なのでCがその勢いで勝つという事は無いでしょう。そしてCに投票した根拠が「人気がないから」であれば、中途半端に人気が出てきてしまったらCに投票する人はいなくなってしまう可能性のほうが高いでしょう。

民主主義とか多数決とかする際には、こういった前提知識があって、なるべくバイアスがかからないような状態でできるようにしないと難しいのかなと思います。

あと今この意見を支持しているのが、自分の意見なのか、バンドワゴン効果とかアンダードッグ効果によるバイアスが入っているのかどうか、冷静に見極めたほうが判断として納得できる場合が多いです。

新しいことを始める時に、一度会議に持っていき難色を示された、そして上の立場の人が「こうすれば?」と言い、周りの人もそれに賛同する。
このような状態で、「まぁ、みんなそう言ってるし…(バンドワゴン効果)」となるのか「いや、ちょっと待てよ?私の意見の方がやっぱり…」となるのか。
「いや、ちょっと待てよ?私の意見の方がやっぱり…」となった時にただの不評の意見に対しての反対心(アンダードッグ効果)とか、あとは先日書いた(ここまで一生懸命考えた案なんだから…)とサンクコストに引きずられて意固地になっていないか。

こういったことは意識しておく必要があると思います。

このあたりのバンドワゴン効果とかアンダードッグ効果とか、さらには支持率とか投票率とか、そんな話を絵とともに知りたければ「めだかボックス(少年ジャンプの漫画)」の選挙編とかで取り上げられていたような気がします。(10巻くらい?確か「クロノスタシス」とかも取り上げられていた気も)

そういった心理用語も取り上げられていた気がしますし、球磨川というキャラクターがとても良いので、有名な雑誌少年ジャンプで連載されていて、多くの人が読んでいる「めだかボックス」、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。


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