ネガティブなことがより見つけやすくなった世界で
SNSでは「ネガティブなコメント」の方が注目されやすいことがアイトラッキング実験で判明
この記事を読んでの話です。
>視線を追跡するアイトラッキング技術を用いた研究により、ニュース記事についた否定的なコメントは肯定的なコメントに比べて文字通り目を引きやすいことが確かめられました。
とのこと。
ゴシップ記事が好きなのは日本人だけというわけでは無く、世界中でその傾向があるようです。
Twitter上が批判やヘイトスピーチであふれるわけですよね。ネットニュースもネガティブな情報であふれています。
これはインプレッションやPVを稼ぐためには有効なのかもしれないですが、個人的には良くない傾向、好ましくない傾向だと思っていたのですが、もしかしたら人間の大部分は基本的に「自分にかかわらないネガティブなこと」、対岸の火事を眺める野次馬が大好きな生き物なのかなと思ってきました。
もともとは生きるために危険なものに対して注意を払うことができるように、このような特性が身についているのかと思います。でも、もし、安全になった現代(少なくとも現代日本)で、いまだこの様なネガティブなことに注目してしまうのが、好きになっているとしたら?
視線がよく行く、ネガティブなことだ、初めは嫌だなぁと感じる、でも視線は聞き察知的にやっぱり行ってしまう、直接的な危険は何もないのに、これだけ視線が行くのだからネガティブなことは好きなのかもしれない、といった認知的不協和みたいなことが起きているのかもしれません。
私個人としてはネガティブなことを見たり聞いたりすると、同じように引きずられて気分が落ちてしまうので、なるべく視界に入れないようにしています。
なのでネガティブなことを見たり、聞いたりということは避けてきましたが、もしかしたら本当は好きな人が多いのだとしたら、これは使わない手はありませんね。
ネガティブが並んだ掲示板は嫌だなぁとおもっていましたが、もう既にそういった状態ですし、私1個人がそうしないとしても大して効果は無いでしょう。それよりも長いものに巻かれたほうがよさそうです。
適度にストレスもあったほうがいいんですかね?個人的には「絶対に教えたくない!」のような物がYouTubeの動画のタイトルに入っていたら「あ、じゃあ教えてくれなくていっす」の様に思ってしまうひねくれ者なのですが、こういった事もきっと目を引くようなポイントなのでしょう。
大量にあるコンテンツの中から自分の創作物を探してもらうのに、今更良いも悪いと言った手段を選べる段階では無いように思います。
最近創作系のアウトプットを行っているのですが、そちらにも何か生かせないか、少し模索してみようかと思います。