「昨日と同じように、もう昨日と違ってしまった今日を生きることだ」
北川悦吏子さんが脚本を書かれた朝ドラ「半分、青い。」に出てくる台詞。
私たちにできることは、昨日と同じように今日を生きることだ。
私にできることは、昨日と同じように、
もう昨日と違ってしまった今日を生きることだ。
私たちは立ち止まっちゃいけない。
前に進まないと。
これは、3.11の震災が起こったときに小西真奈美さん演じる恵子さんが、くりぃむしちゅーの有田さん演じる津曲との会話から発せられた言葉。
もう最終週の話かな。
ドラマのシチュエーションは全然自分の今とリンクするわけでもないのに、
この言葉がすごく突き刺さってて、よく頭の中で再生される。
そして今日もふとしたタイミングで、この言葉が頭に浮かんで、ちょっと文字にしてみようかな、って気持ち。
この動画から。
Jリーグが再開しましたね。待ちに待ってたみんな、おめでとう。
当の本人は複雑な心境でこの日を迎えています。
サッカーが好きで、サッカーを仕事にしたくて、そのために頑張っていたんだけど。
いつの間にか頑張る目的が変わってて。
そしたらいつの間にか一番近いはずなのに一番遠い存在になってたというか。
この動画がツイッターに流れてきても、見ようと思わなかった自分がいて。
でも見てみようかな、と思って眺めてたら、いろいろな思いが募って。
といっても、逆に「いろいろ」なんてなくて。
嫌いになったわけじゃないのに、すごく好きかって言われたらすぐに「YES」と答えられない自分がいて。
あんなにサッカー見るのが好きで、そこに関わる場所に近づきたかったはずなのに、今は試合を見ることもしてなくて。
裏方ってところに関わる中で、試合を見るっていう習慣がなかったわけだから、見ないってことに慣れたところはあるんだけども。
見られる状況があってもあまり見ないというか。
今の自分に不思議な思いを感じてる。
それだけサッカーが日常すぎたのか、
はたまた遠くの存在になってしまったのか。
訳も分からず涙が出てくる気持ちでした。
そんな自分が、
「昨日と違ってしまった今日」
にリンクして。
恵子さんの台詞を思い出してた。
なんだろうね。
みる側だった自分が、ささえる側の人間になったことで、視点が変わったというか。
その中で好きのカタチも変化したのかな。
そんな捉え方をしてる。
多分ここからまた好きのカタチは変わっていくんだろうな。
「好きなもの」に対しての好きのカタチが変わっていくんだと思う。
現にサッカー以外にも、フィギュアスケートをみるのがあんなに好きだったのに、試合を見るってことだけが好きのカタチじゃないんだとも思ってる。
そう考えるとな~、好きの多様化というか(笑)
まさにダイバーシティってこと。
それだけモノゴトを知ったというか。
いろんなモノゴトが溢れてるってことなのかもしれないね。
なんとなく自分で文字にしながら納得し始めるっていう(笑)。
自分の中での「好き」は広くて深いのかもな。