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#27 本当はドライじゃない、でもドライでいなきゃいけない

僕はよく冷めてるとか、クールとか、ドライだとか言われる。確かに感情的に声を荒げたりはしない。
話す時も感情よりも理屈を重視した話し方をする。

でも本当はとても感受性が強く、共感能力も比較的高い方だと思う。自分で言うのもアレだが愛情深いタイプ。
だから凄惨なニュースを見ると胸が苦しい。被害者の方やその関係者のことを思うとやり切れない思いに潰れそうになる。

いつからかそういった情報をシャットアウトするようになった。いち社会人として知らなきゃ行けないことも極力目を背けるようになった。TwitterのタイムラインやLINEニュースも見れないようにした。

人と関わる時に相手のことを思う一方で、都合よく扱われる自分に気付く。ひどく自分勝手な思いかもしれないけど、やっぱりギブアンドテイクであって欲しいと願ってしまう。でも。誰かに向けた気持ちが自分には返ってこない事なんてもう慣れてしまった。

いつからか他人に期待するのをやめた。
他人と深く関わるのもやめた。
本音を話すこともやめた。

本当は誰かに愛情を向けたいけど、
きっと自分が嫌な思いをする。
だから周りと壁をつくって、自分を護る

僕は本当はドライじゃない、
でもドライでいなきゃいけない。

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