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〈表参道サッカー倶楽部〉メンバー募集中「“表参道”だからって構えず、お気軽に」(山陽堂書店五世代目・萬納嶺)

こんにちは、新しい出会いがほしくなる春ですね。そこで今回は僕(かくしごと代表・黄)が運営に協力する表参道サッカー倶楽部をご紹介します。主催者は表参道交差点に構え、130年以上の歴史を持つ老舗「山陽堂書店」の五世代目・萬納嶺さん。表参道サッカー倶楽部を立ち上げた想い、そして今後の展望を語り合ってみたので、対談形式でお届けします。

サッカー好きが集うオープンなローカルコミュニティ

 今日は萬納さんが主催する「表参道サッカー倶楽部」について話しましょう。一応僕も立ち上げメンバーということで。

萬納 客観的に「表参道サッカー倶楽部」っていけすかない名前ですね(笑)。やっぱ表参道って“オシャレ”、“ラグジュアリー”みたいなイメージがセットになりがちだから…。でも「表参道サッカー倶楽部は全然そんなことないんです」ってことをまずしっかりと言っておきたいです。

 それは大事。街に住んでる人、働いてる人、遊びにくる人であれば誰でも参加できるユルくてオープンなローカルコミュニティで、オールジェネレーション、オールジェンダー歓迎です。

萬納 気付けば定期開催しはじめてもう1年以上

 原宿駅からすぐの国立代々木競技場で月に1回、夜8時から1時間という短い時間だけどフットサルしてて、のべ100人くらいは参加してくれたはず。

萬納 新規の参加者が毎月いるのも嬉しいですよね。メンバーが友達を誘ってくれたり、Instagaramを見て連絡してくれたり。

 ですね。だから今日は、興味を持ってくれた方に対して「表参道サッカー倶楽部とは?」って部分をちゃんと伝えられるような対談ができたらと思います。

純粋に、サッカー好きな街の友達がほしい

 「街のサッカー好きが繋がる会をつくりたいね」ってなったのは会食中だったよね。ラフォーレ原宿の社長・荒川さん、表参道ヒルズの副館長・西村さん、山陽堂書店五世代目の萬納さん、OMOHARAREAL編集長(当時)の僕ってメンバーで焼き鳥食べてたら、偶然みんなサッカー経験者で。しかも僕以外はかなりガチでサッカーやってるタイプ(笑)。

萬納 そうそう。すでに別で「神宮前サッカー会」っていうのはあって僕も入ってるんですけど、それは街のサッカー好きが集まって2〜3時間ひたすらサッカーについて話す会。それもすごく面白い会なんだけど、僕としては話すだけじゃなくてプレーもして仲良くなれる会があればと思ってたところでもあって。

 僕としてもOMOHARAREALという表参道&原宿のローカルメディアを運営するなかで、もっと街にいる人たちのリアルの繋がりをつくれたらなって思ってて。世代とか業種とか立場とか超えて、サッカー仲間としてフラットに話せるような会になったらと。

萬納 ほんと、普通に仕事してても街の友達って増えづらいですからね。シンプルに言うと「街に友達や知り合いが増えたらいいな」っていうのが発足の想いです(笑)。

フットサルは忖度なしの激闘!でも未経験者も歓迎

 参加を検討してる方のために、肝心のフットサルの様子についても話しましょうか。

萬納 改めて概要としては、毎月1回、平日20時から21時の1時間のみ、場所は国立代々木競技場フットサルコート。開催日は月によって変わるので、Instagramなどを見てもらいましょう。

 「街の繋がりをつくるコミュニティ」と言いながら、忖度なしの激闘をしてるのも僕としてはめちゃいいなと思ってます(笑)。だからこそ立場を超えて仲良くなれる。

萬納 勝ちチームと負けチームで参加費が変わる制度になってますからね(笑)。参加費は勝ちチームだと1人1500円で、負けチームは1人2000円25歳以下は1000円引き。ちなみに利益は出さずすべて運営費にまわしています。

 「MIP(Most Impressive Player)」制度もありますね。

萬納 その日の最も印象的だったプレイヤーには、街に関係する賞品やチケットをプレゼントしています。MVPじゃなくてMIPだから、未経験者でも受賞できます。

 あまりに決定機を外しすぎて印象的だった人が賞品もらってたのはどうかと思ったけどね(笑)。初参加を検討してる人にとっては、サッカーのレベルも気になるのでは。結論としては未経験でもOKだけど、結構うまい人多いですよね。

萬納 そうですね。でも未経験者や女性が得点したら2点とか、特別ルールを設けてるので安心してほしいです。

 ちなみに運営メンバーのサッカー経歴としては、萬納さんが三菱養和出身というエリートで、僕が全員茶髪のサッカー部の幽霊部員。バランスいいですね。

萬納 いや、僕も全然レギュラーになれなくて経歴ほどの実力はないんで、ちょっと恥ずかしいです。黄くんは同じ高校のサッカー部出身者に「グラウンドで見たことがない」って言われてましたね(笑)。

フットサル後は飲み会で交流

 そして、フットサル後は交流飲み会も開催されています。フットサルが21時に終わるから、そこからシャワー浴びたり移動したりして、22時前からサクッと

萬納 交流会と言いつつ、ただ飲みにいってるだけ(笑)。運動後に飲まないで帰るってのが僕はできないし、勝って飲む一杯はすごく美味しい…。

 フットサル中はあまり深く会話できないから、飲みの時間でメンバーのことちゃんと知ることができますよね。

萬納 サッカーの話で盛り上がることもあれば、街の話で盛り上がることも。日本代表戦があるときはスポーツバーに行ったり。

 1回だけ朝までいきましたよね。初参加してくれた大学生の恋愛相談に乗ってたらみんな朝まで残ってた(笑)。

萬納 忙しいのでフットサル終わったらすぐ帰っちゃう方も多いですけど、たまにでも参加してもらえたら嬉しいですよね。

今後の目標は「10年続けること」

 1年やってみて、手応えはどうでしょう? ちなみに僕は、これまで堅めな会話しかしたことなかった表参道ヒルズの西村さんに「さっきの黄さんのプレー、マジで意味わからなかったです」って普通にダメ出しされたのが、距離が縮まったと感じて嬉しかった(笑)。

萬納 青山の善光寺で毎年開催されてる、青山表参道商店会主催の盆踊り大会があるんですけど、誘ったら表参道サッカー倶楽部のメンバーが10人くらい来てくれたのは嬉しかったですね。街の友達が増えてるってことを感じられました。

 フットサルは月1だけど、普段から同じ街にいる人も多いから、違う形でも集まりやすいですよね。この会をきっかけに出会った人たちが他の場所で仲良くしてくれてたらめちゃ嬉しい。では、今後の展望は?

萬納 表参道サッカー倶楽部のユニフォームはつくりたいですね。街にいるクリエイターさんの力をお借りして。あと、街のフットサル大会を開催したりもしたいです。

 こういうのって続けることが大事だと思うから「10年続ける」も目標にしていただきたいです。130年以上続いてる山陽堂書店を背負う萬納さんの力を存分に発揮してもらえたらと思います(笑)。

萬納 楽しい集まりなんで、大事に育てていきたいですね。10年後以降は、体力的な問題がわからないので、そのとき考えましょう(笑)。

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記事制作協力:中村結(かくしごとインターン)


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