エリア予選とエネルギーの話
皆様はじめまして。
先日幸運にもエリア予選を突破できましたので、せっかくなので何か書いてみることにしました。
こういった記事を書くのはDiaryNote以来、実に15年ぶりです。
筆者のmtg力は、「エリア予選はたまに突破することがあるが、ファイナルでは力不足で全然勝てない」くらいだと思います。
前置きはこれくらいにしておきまして、早速本題に入りたいと思います。
使用したデッキはボロスエネルギーt放逐です。
2日連続でエリア予選に参加しまして、
1日目6-2
2日目6-1とID(抜け)
でした。
1日目と2日目でサイドボードを少し変えましたが、ほぼ同一のリストを使用しました。
当たりは以下の通りでした。
エネルギー :9戦 (8-1)
エルドラージ :1戦 (0-1)
青ベルチャー :1戦 (1-0)
御陵 :1戦 (0-1)
ジェスカイ隆盛 :1戦 (1-0)
リビングエンド :1戦 (1-0)
青黒マークタイド:1戦 (1-0)
結果として、エネルギーに大きく勝ち越すことができました。
ここからカードの採用理由と、なぜエネルギーミラーで勝つことができたかの所感を書いていきたいと思います。
(ただただ思ったことを書いていきたいと思います。
自分でもこれが正解だとはまったく思ってません。
むしろ間違ってそうなところはご指摘いただけると嬉しいです。)
カードの採用理由
と言っても、一般的なリストとそんなに差はありませんので、自分のこだわりポイントだけ触れたいと思います。
マナベース
結論から言えば、我ながらとても気に入っています。
フェッチ12枚
一般的なリストより若干多いと思います。
多くとっている一番の理由はフレージの脱出コストです。
フレージ脱出の有無は勝敗に直結するので、ライフ1点より墓地の枚数1枚を重く見ています。
サイドに炎波乗りを取っているという理由も少しはあります。
基本地形 山の不採用
このリストでは蒸気孔に代わっているだけではあるのですが、そもそもエネルギーで基本山を採用する理由がよく分かっていません。
特にマルドゥエネルギーには基本山を入れる余裕は無いと、ずっと思っています。
でもほとんどのリストでは採用されているので、自信が無くなってきてます。
ジェガンサ不採用
基本的には採用した方が良いとは私も考えてます。
ただ、エネルギーを回していく中で、徐々にそこまでの必要性を感じなくなってしまいました。
もっとも大きな理由は、エネルギーミラーで指輪が絡んだゲームではほぼ価値がないと感じたからです。
お互いが指輪を出した場合は、とにかく手数勝負になります。
その際に8マナはあまりにも重すぎます。
片方だけが指輪を出した場合、出している側がジェガンサ不要なのは言うまでもないと思います。
出されている側はライフを咎めるプランになると思いますが、その際にジェガンサ回収は敗北宣言に等しいでしょう。
一言で言えば指輪のパワーに相棒のパワーが足りていないと感じています。
逆に指輪が絡まないゲームでは大きな価値があると思います。
お互い指輪を積んでいないことが多いマルドゥミラーのメイン戦ではとても重要なカードなのではないでしょうか。
白の木に花開く
ジェガンサの必要性もあまり感じなくなったので、ダブルシンボルのカードにも目を向けることができました。
3枚目のゴブリンの砲撃を取るよりはこちらの方が良いかな、と思って採用しました。
タフネスが1上がる恩恵は大きく、相手の砲撃の価値を下げることができます。
また、コンボデッキ相手でも打点を上げる意味で有用でした。
敏捷なこそ泥、ラガバン
ミラーでは弱いですが、青ベルチャーをはじめとした除去が薄いデッキ相手ではさながら死儀礼のような活躍が期待できます。
放逐を構える都合、宝物の価値は大変大きいです。
75枚の中に3枚取った方がいいくらいだと思います。
除霊用掃除機
ミラーのフレージゲーを阻止するカードの中では最も気に入っています。
エネルギーミラーではラガバンと入れ替えることになるのですが、エネルギーミラーばかりになると予想していたので、1枚だけはじめからラガバンと入れ替えました。
そして、それは結果として大当たりでした。
記憶への放逐
オアリムの詠唱、思考囲い、これ、のどれかを採用することになると思います。
自分はエルドラージに勝ちたかったので、これにしました。(負けてしまいましたが)
向こう見ずな炎波乗り
コンボデッキに除去が採用されていないことに注目し、打点が高いこれを採用しました。
特に対青ベルチャーでは3ターンで14点を入れることが目標になるので、有用に感じています。
地震波
一般的にこの枠は「危ない! 火事だ! 敵だ!」が多いと思います。
祭殿壊しなんかもよく見る気がします。
好みの範疇だとは思いますが、このカードはインスタントなので、稲妻と合わせることで速攻フレージにも対処できる点が気に入っています。
エネルギーの指輪ミラーを見越した場合、この手のカードは1枚は取っておいた方が良いと考えています。
オセロット絡みでトークンが6体とか10体とか一瞬で並んでしまう場を一方的にどうにかすることができます。
今回の予選でも多くのゲームをこれで勝たせてもらいました。
なぜエネルギーミラーで勝つことができたか
A.わかりません(小声)
いや本当によくわかりません。
リストも普通だし、実力が相手より上回っていたとはまったく思いません。むしろ自分の下手さを実感することが多かったです。
ただ、今回のエリア予選に限った話ではなく、前からなぜかエネルギーミラーでは勝つことが多かったです。
そしてゲームを振り返ってみても、なぜ勝てたのかよくわからないゲームが多い印象でした。
ただ、今回のエリア予選を経て、ある一つの仮説が思い浮かびました。
マルドゥエネルギーがメイン戦を落としているのでは?
面倒なので 具体的な数字は省きますが、過去の戦歴を振り返るとマルドゥエネルギーによく勝っていました。そして、メイン戦をよく勝っていました。
もはや周知の事実な気がしますが、エネルギーミラーの思考囲いは足を引っ張るケースが多いと思います。
また、合わせて指輪もメインでは採用しない傾向にあります。
マルドゥ側がボロスにメイン戦不利なので、サイド後5分になるのであれば結局マッチ単位ではボロス側が勝つことが多いのではないでしょうか。
思考囲いのような汎用カードはメインに積むのがセオリーだとは思いますが、ここまでミラーが多い環境だとサイドの方が良いのかな、と思いました。
(逆に言えば、ミラーで勝てる実力があれば、セオリー通り思考囲いをメインにとることができるな、と思いました。)
ちなみにジェスカイもほぼ同じで、エネルギーミラーを考えた場合、マナベースへの負荷は軽視できない気がしています。
もちろんここまでの話はあくまでミラーに限った話で、総合的にどのエネルギーが良いかは私などにはわかりません。
終わり
ここまで駄文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
なんだかすごく当たり前のことを書いてしまった気がします。
でも久々にこのような記事を書くのは楽しかったです。
また書いてみてもいいな、と思いました。
またの機会がありましたら、ぜひよろしくお願いします。