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雨のち晴れ
寒波襲来で極寒の日々が続くが、暦の上では立春を過ぎ、「雨水(うすい)」に入った。
降る雪は雨に変わり、積もった雪や張った氷は解けて水になっていく。そんな時期だ。もちろん、暦を無視するかのように大雪が降り積もる地域もまだまだある。それでも公園の木々に目をやれば、梅は見事に花をつけ、こぶしの蕾も膨らみ始めている。日の傾きも明らかに変わってきた。
ようやく、長い冬が終わる。
仕事の面でも最近、ようやく山を越えた感覚がある。
足掛け3年以上かかったプロジェクトは、ついに9合目まで到達した。あとわずか。ゴールは見えてきた。
久しぶりに、Mr.Childrenの「雨のち晴れ」を聴いた。
高校時代から大好きな曲のひとつだけど、どの年齢で聴いても身体に染みる。
若さで乗り切れるのも今年くらいだね。
この先どうなるのかなんて誰もわからない。
そんな歌詞が染みるようになってきたと感じて、もう10年。
いよいよ、若さだけでは乗り切れなくなってきた。
とはいえ、何とかなる。
そう信じて生きていくしかない。
イメージはいつでも、雨のち晴れ。
雨は降る。ただ、いつかは晴れる。その繰り返し。
そんなことは、さすがに分かっている。止まない雨はない。
季節も巡る。もうすぐ、春がくる。
いつの日にか、虹を渡ろう。