キーボード操作効率化① ~不要なキーを物理的に外す~
キーボード操作を劇的に効率化する第一の方法として、以下をご紹介する。
不要なキーを物理的に外す
物理的にキーを外すとは?
文字通り、キーボードから要らないキーを外してしまうのだ。
方法は簡単だ。キーの脇にマイナスドライバーを差し込み、てこの原理でゆっくりとキーを持ち上げれば、簡単にキーを外すことができる。
(間違いなくメーカー非推奨のため、お試しする場合は自己責任で。)
キーを外す効用
少々乱暴なことをやっているように見えるかもしれないが、冷静に考えてみてほしい。
皆さんには、「Caps Lock」を知らない間に押してしまい、急に日本語入力ができずアルファベット入力に切り替わってしまった経験はないだろうか。
押してしまったら最後、気がつけば自分が入力した文字列が全然意図しない内容に変わってしまっている。
直すのにも一苦労だ。常識的に考えれば、間違ってキー押してしまった場合、もう一度そのキーを押せば元に戻るのが普通だ。
しかし、こいつはそうではない。なぜか「shift」と組み合わせてこのキーを押さないと、元には戻ってくれない。非常にやっかいな存在だ。
ためしにgoogleで「capslock」と検索すると、予測入力欄には「無効化」「オフにする」「解除」が続く。
皆がこのキーの存在に迷惑していることがわかる。
さて、このような誤操作は、いくらPC操作に慣れていたとしても完全にゼロにすることはできない。
というのも、まるで利用用途の見いだせないこのようなキーが何故か、tab、shift、Aの3つという、極めて操作頻度の高いキー達に囲まれた位置に鎮座してしまっている。そして更に悪いことに、これらのキーはコントロールの難しい、(多くの人にとって利き手ではない)左手の「小指」や「薬指」で操作する範囲にに含まれている。前回の記事でも触れたが、そもそも配列がイケていないのだ。
こんなストレスから完全に解放される簡単な方法がある。そう、このキー物理的を外してしまえば、間違ってこいつを押すことはなくなる。
あなたももしこのキーを外せば、あなたの人生において、「capslock押しちゃった!どう直すんだっけ?」と思い悩む時間は今後一切無くなる。
素敵なことだと思わないだろうか。
加えて、周囲の他のキーの誤操作もなくなる。実際にやってみると分かるが、本来キーのある場所に空間が出来ることで、その周辺のキーの識別が格段にしやすくなるのだ。
筆者のキーボードはCapslockを外しているのでその部分がポッカリ空いているわけだが、おかげで、その空間の上部に位置するtab、下部に位置するshiftが非常に押しやすい。
キーを1つ外すだけで、格段に操作時の正確性が向上していく。
外すべきキー
私が本稿執筆時点に外しているキーは、以下の7つ。いずれもcapslockと同じような理由から外している。
①Caps Lock
前述のとおり、とにかく不要なキー。
②F1
ヘルプ用のキーらしいが、まず使わない&F2の操作性が上がる。
③F3
なくて困った試しがない&F2の操作性が上がる。
④無変換
使う機会なし&alt、スペースの操作性向上。
⑤カタカナ/ひらがな/ローマ字
謎キー。カタカナならF7で足りるし、ひらがなならかな入力をそのままで良いし、ローマ字は使う機会なし。外すことでaltキーの操作性向上。
⑥Incert
急に文字を上書いてきて、嫌い。
⑦schroll Lock
私は使わない。printscreenと混同しやすいので除外。
とにかく、ミスやストレスは回避できるものは回避するに限る。今回紹介した方法で、少なくともこれらキーに起因した誤操作を「排除」することができる(減らせるではなく、「排除」である)。
ちなみに上に挙げたキーは、私が使っているキーボードの話であり、キーの仕様はメーカーによって若干異なることに注意が必要である。
是非お試しいただき、CapsLockから解放された世界を体験してみてほしい。
(繰り返しになるが、お試しする場合はくれぐれも自己責任で。特に一度外すと再度付けるのが難しいタイプのキーボードもあると思われるため、事前によくご確認ください)