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情報をスルーする

情報が多すぎる。

スマホが手元にあるせいで、興味があるかどうかを考える間もなく、目の前に次々と情報が現れる。

オフィスに行けばメールソフトにはひっきりなしにメールが届き、チャットアプリも導入されたせいで、メールだけでなくそちらも監視しなければならなくなっている。

スルーする。
情報を遮断する。

これが大事になってきている気がする。

全ての情報に向き合っていたら頭がパンクしてしまう。
地球が太陽から降り注ぐ有害な光線を磁場でスルーするかのように、自分自身も溢れる情報の波から身を守らなければならない。
そうしないと、メンタルがやられてしまう。

筆者が意識的にスルーしている情報を整理してみた。

仕事編

無駄にCCに届くメール
件名を見た瞬間にctrl+Qで既読をつける。
定型で飛んでくるどうでもいいメールは、振り分け設定であらかじめゴミ箱に直行させる。
必要なメールは自ずと再度届くか督促がされるので、気にしない。

会議で発される、あいまいな意見
例えば今後の計画立案を目的とした会議の場において、誰が、いつまでに何をやるのか明確にされていない話は基本的にスルー。
大抵、そんな話は会議終了後には誰も覚えていない。タスクすべき内容は誰かが拾ってくれるし、それができない会議なら会議のあり方そのものに根本的な問題がある。
ブレインストーミングの打合せは別として、目的から大きく外れた話は無理に拾う必要はないと割り切っている。

自分の担当業務外の情報(経営・財務を除く)
経営や財務、会社の事業方針に関わることは重要だと思う。
だが、自分の担当業務外の細かい情報は、無理に拾いに行く必要はない。エネルギーや時間は限られているし、必要になったときに詳しい人に聞けば十分だ。

プライベート編

スポーツニュース
一度追い始めるとキリがない。
本当に興味があれば好きなだけ追いかければいいが、そうでなければスルーして問題ない。
必要な時、例えば飲み会前など、話題に必要な程度だけ確認しておけばいい。

芸能ニュース
どうでもいいニュースがネットメディアの隙間に入り込んでくる。
タイトルを見た瞬間にスルー(お色気系の記事が差し込まれていても、その重力に抗う)。芸能情報はほとんど日常生活に影響を与えない。

ただし、新聞の記事は一通り読むようにしている。
社会面の記事も含め、重要だと思う情報はここから得られることが多い。
新聞に載っていなかった情報は、知らなくても困らないと割り切っている。周りでその話題が出たら、素直に「知らなかった」と伝え、教えてもらいつつ会話を楽しむだけでいいと思っている。

情報を選んでスルーすることは現代では大事な技術だと思う。
全てを追いかけることは不可能だし、無駄な情報に振り回されないための方法を見つけることが、今後ますます重要になっていくと思っている。

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