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僕が頸性神経筋症候群(首こり病)になるまで

はじめまして、kohです。

はじめて症状が出てから頸性神経筋症候群と診断され、現在に至るまでの話をしようと思います。

頸性神経筋症候群とは

その前に軽く頸性神経筋症候群という病気の説明をします。

ざっくりと説明すると、首の筋肉が異常に凝ることで、首を通っている大事な神経や血管が圧迫され、その働きが阻害されることで全身に様々な自律神経系の症状が現れる病気です。

代表的な症状として、頭痛、めまい、吐き気、胃腸症状、倦怠感、抑うつなどがあります。
もちろん、首や肩のこりも伴います。

ちなみに僕はこの中でも特に倦怠感が強く出ていました。
言葉にするのは難しいですが、熱のしんどさと乗り物酔いのしんどさをミックスしたような症状で、ベッドで目を瞑ってひたすら耐えるしかないときもよくありました。
しかもいつ倦怠感が強くなるかが読めないので、働くことや予定を立てることが困難になりました。

頸性神経筋症候群になったきっかけ

この病気になったきっかけはデスクワークの仕事を始めたことです。

最初の2、3ヶ月で軽い肩こりを覚え始めました。

この時はみんなが抱えている一般的な肩こりくらいのものでしたが、半年ほど経つ頃にはかなり肩こりがひどくなり、同時に首こりも強く感じるようになりました。

意味がなかった整骨院通い

この頃から3つの整骨院に通い出しましたが結果的には全く良くなりませんでした。

施術内容は、電気治療、指圧、矯正が主でした。

中には3ヶ月通えば完治しますと言われたところもありましたが、3ヶ月しっかり通い切ったにもかかわらず全く良くならず、むしろ悪化してしまいました。

嫌な思いをした整形外科受診

整骨院にかなりの期間通っていたのに症状が悪化していたので、これは何か大きな病気が隠れているのではないかと思い整形外科を受診しました。

ちなみにこの時点でデスクワークの仕事を始めてから9ヶ月ほど経っています。

まずは町の一般的な整形外科に行きました。

そこではレントゲンを撮られストレートネックと診断されました。

治療としては首の牽引をしたのですが、もっと悪化しそうな嫌な感じがしたので一度で辞めました。

次に大きな病院の整形外科に行きました。

ここではすごく嫌な思いをすることになりました。

この頃には、ひどい首こりと肩こりに加えて、倦怠感や吐き気、手の痺れも出ていたので必死に先生に症状を訴えたのですが

「レントゲンに何も写ってないからそんな症状が出るはずない。思い込みすぎじゃない?」

と言われました。

後日、違う病院でCTやMRIを撮ってもらいますたが結局器質的な異常は見られませんでした。

結局病名もわからず休職することに

ますます体調が悪化していく中で、おそらく原因は仕事にあるだろうと思いながらも、病名がわからないので断定はできず、仕事を続けていました。

そして、デスクワークの仕事を始めてから1年ほどで体に限界がきて休職することにしました。

その間になんとしても自分の病名と治療法を知り完治させようと思い、首の違和感と全身の不調ということで脳神経外科にあたりをつけて受診しましたが異常はありませんでした。

この頃には病気が見つかることを願っていました。

冷静に考えると器質的な異常が脳に見つかるよりは何も見つからないほうが良いのですが、自分がなぜこんなにもしんどいのか、原因がわからないことが当時はとても辛かったからです。

休職中に行った治療

整骨院で首こり、肩こりへアプローチする治療をしてもらい全く効果がなかったので、自律神経からアプローチするのが良いかと思い、自律神経専門治療院で治療を受けました。

この頃はまだ、首こりがひどいせいで自律神経が乱れているのか、自律神経が乱れているせいで首が凝っているのかはっきりと自信を持てていなかったからです。

結果的にはここでの治療もほとんど効果はありませんでした。

またトリガーポイント注射を首に打ったりもしましたが、逆に首の筋肉がパンパンになり悪化したこともありました。

あとは仕事を離れてゆっくり療養すれば回復していくかなとも思っていたのですがなかなか回復しませんでした。

そして休職してから半年後に復帰するもののやはり体調がすぐれず、ほどなくして退職することにしました。

退職後は、どんな病院にいけばよいのかも分からなかったので、自然に回復することを願いながら過ごしていました。

頸性神経筋症候群と診断される

デスクワークの仕事を始めてから2年半(退職してから1年)ほど経過した時に、ネットで頸性神経筋症候群という病気のことを知ります。

症状のチェックリストがあるのですが、30項目のうち20個以上が該当し、病気の説明もとてもしっくりきました。

そして東京脳神経センターで診察を受けて頸性神経筋症候群と診断されました。

重症だったため入院を勧められましたが、9割の人が入院治療で完治すると先生に言われたので、言葉にできないくらい嬉しかったことを覚えています。

しばらくした後に香川県にある松井病院に入院しました。

松井病院での入院についてはまた別でnoteを書こうと思っています。

退院後の現在は別の治療を行っており、治療開始から約半年で7割ほどまで体調を回復することができています。

治療開始からずっとハイペースで治ってきているので、このまま完治まで目指せるのではないかと思っています。

具体的な治療法についてはこちらから

以上が頸性神経筋症候群にかかり、病名が分かって現在に至るまでの話になります。

これからも頸性神経筋症候群についての情報を発信していこうと思っていますので、同じような症状でお困りの方はフォローとスキをお願いいたします。

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