【公務員の転職】〜周囲の反応と迷い〜
こんにちは。
今回は、
「公務員を辞めようとしている人/辞めた人あるある」と言っても過言ではない、辞めることに対する周囲からのネガティブな反応と、それに対して自分が思い悩んだことを書いてみようと思います。
辞めるも辞めないも、どちらが正解ということはありませんが、公務員を辞めるということに対して反対されたり、あるいは自分自身で辞めるべきか否か悩んでいる方の参考になれば幸いです。
周囲の反応色々
さて、実際に私が公務員を辞めたい趣旨の話をした時に周囲からどのような反応があったかですが…、
妻:大賛成
親しい友人:大賛成
両親:反対(表立って言わないが)
妻のご両親:中立
転職エージェント:本当に良いか念押し
と、ざっくり書くとこんな感じでした。
こうやって書き出してみると、意外と正面から反対する人は少なく見えますが、友人に言われるのと両親に言われるのとでは、多少意味合いが変わってきたりというのはあると思います。
私はあまり人の意見に流される方ではないと自覚していましたが、いざ両親に反対されていることを感じるとやはり少しひっかかりはありました。
迷い悩みの因数分解
とはいえ、誰に何と言われようと迷わないこと、悩まないこともある中で、なぜ転職については迷い悩んだのか、その迷いの正体を振り返って因数分解してみたいと思います。
公務員を「辞める」メリットとデメリット
「迷う」ということは、公務員を辞めて転職することについて自分の中でメリットとデメリット、
あるいはリスクとリターンの双方が浮かんでいるということだと思います。
例えばこんなところでしょうか…
【メリット/リターン】※全て可能性
今より良い収入を得られるかも
仕事の成果がより給与に反映される
ワークライフバランスが整う
より好き/やりがいのある仕事
キャリアの選択肢が広がる
【デメリット/リスク】
成果が出せなくて給与が上がらないかも
民間は倒産するかも
他の業種で評価されるかわからない
成果やノルマのプレッシャーに耐えられないかも
公務員は一度辞めたらもう戻れない
と、それぞれこんなところでしょうか?
人によって感じるメリット/デメリット、リターン/リスクは若干異なると思いますが、大体こんなところだと思います。
要するに「未知への不安」だと言うこと
このように書き出してみると、何かに気が付きませんか?
そうです。
【デメリット/リスク】として思い浮かぶものは、ほとんどが
「かもしれない」
「わからない」
「〜だったらどうしよう…」
という類の、ひとことで言ってしまうと
不確定要素から構成される「未知への不安」なのです。
これらは、結局どこまで考えてもやってみなければわからないことです。
もちろん確率的に、統計的にどのような傾向かといったくらいは予測できるかもしれませんが、「あなたがどうか」ということを保証する材料にはなりませんね。
そして反対意見が気になってしまうときは、深層心理でこれらのデメリットやリスクの証拠が補強されていると思ってしまうために、悩んでしまうのだと思います。
結局どのように決断したか
ここまで、公務員を辞めて転職することに対する不安について、因数分解してみて、詰まるところそれらは大体「未知への不安」であるということを書いてきました。
とはいえ、未知である以上リスクも一定あることは事実ですので、迷いや悩みの原因が「未知への不安」であることを理解した上で、現状にとどまるという結論も立派な決断だと思います…。
「結局お前はどっちなんだ!」
とツッコミが入りそうなのでそろそろ結論を書きますが、
そもそもリスクを自覚しているにも関わらず、
「迷う」「悩む」ということ自体が答えなのではないか?というのが私の結論です。
リスクを自覚してなお迷い悩むということは、
「なにかネガティブな状態を解除したい」
「より良い状態になりたい」
という意思が根底にあるはずです。
であれば「より良い未来を手に入れられるかもしれない」という未知に賭けて、
自分の選択が正解になるよう努力していくことが、皆さんがより自分らしく、悔いのない時間を過ごすために重要なことではないでしょうか。
最後少し感情的になってしまいましたが、
私の転職当時の葛藤を共有することで、少しでも多くの方の役に立てば幸いです。
ちなみに私は自分の選択が「正解」だったと思えています。
決断できない時にお勧めの本
ベタではありますが、
「このままではいけないことはわかる」
「しかしこわい…」
という時にオススメの本です。
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