ウクライナ戦争の戦犯は誰か
私は昔からロシア世界(ルースィ)を長く学んできたものとして、ロシアとウクライナが戦争をするなんて、ものすごい悲惨なことだし、あってはならないことだと考えています。無論全ての戦争は悲劇ですが、ロシアとウクライナが戦争をして殺し合うってのは、家庭内の争いが戦争になり、一つ家の家族が殺し合っているという事ですから。それはものすごく悲惨なことです。
しかし、それが非常に悲惨で、従ってどうにかしてこの悲惨な戦争を止めさせなければならないという視点に立てば、「いったい誰が元は一つ屋根の下の家族だったロシアとウクライナを戦争して殺し合うほど反目させたのか?」を問わなければなりません。
私が色々な角度から検討した結果では、それはアメリカです。アメリカはソ連が崩壊し、ロシアとウクライナが別の国家になって以来、ずっと両者の間を離反させようと画策を続けてきました。ソ連崩壊後のウクライナ政権の経緯をみれば、ウクライナがロシアに着くのか、欧米に着くのかで揺れ続けていたことはすぐに分かります。ソビエト崩壊以来20年以上、アメリカはウクライナに介入し続け、どうにかしてウクライナをロシアから引き離そうと画策し続けてきました。その結果が・・・その成果が、かも知れませんが・・・今のウクライナ戦争です。つまり、ウクライナの悲劇を起こしたのはアメリカです。アメリカがロシアの土手っ腹にあるウクライナをロシアから離反させようと20年以上陰に陽に介入した結果が、今のウクライナ戦争です。つまり、アメリカこそウクライナ戦争の最大の戦犯です。
考えてもご覧なさい。アメリカがウクライナに20年以上干渉し続けてロシアと戦争するまでにしたというのは、あたかもロシアがカナダに20年以上干渉してアメリカに対して戦争を起こさせたというのと同じです。もしロシアがそんなことをすれば、世界中がロシアを非難するでしょう。ロシアはそんなことはしていませんが。
ウクライナ国民はたしかに被害者です。アメリカ・ロシアという二大国の狭間で苦しんでいます。しかしゼレンスキーとその一味は被害者じゃありません。かれらはアメリカに身を売った裏切り者です。アメリカの操り人形になり、それで金を儲けている連中です。だから私は、ウクライナ人民には同情しますが、ゼレンスキー政権には一切同情も支持もしません。奴らは人民の裏切り者なのですから。
彼らは欧米西側日本などから多額の(数兆ドル以上の)援助を受け、贅沢三昧をしています。彼らはアメリカの走狗であって、ウクライナ国民を騙し、本来戦う必要が無いロシアと戦わせている連中です。
いいですか。ソビエト最初で最後の大統領であったガルバチョーフは、ロシア人とウクライナ人の混血で、母と妻がウクライナ人であり、彼自身もウクライナ訛りのロシア語で有名でした。つまり、ウクライナ系の人物がソビエト共産党書記長、次いで大統領になったのです。それほどに、ソビエトではロシアとウクライナは一体化していました。そこに亀裂を打ち込み反目を作ったのは、間違いなくアメリカなのです。だからこそ私は
「欧米がウクライナ軍を公然と支援しているのに、北朝鮮がロシアに兵を貸したと非難するのは馬鹿げている」
と主張します。だってそもそもウクライナとロシアの間に亀裂を広げ、戦争するまでにしたのは欧米、とりわけアメリカなのですから、アメリカがロシアに「北朝鮮に兵力を借りた」云々を批判するなんて、馬鹿も休み休み言えです。こんなくだらない言論誘導に引っかかるのは、相当な馬鹿です。良いですか、はっきり言いますが、そういう人物は馬鹿です。ウクライナ戦争の本質が全く分かっていないし、そういう本質を勉強しようとも思わず、まさに馬鹿の一つ覚えのように「戦争は駄目」と言うだけなんですから、その人は馬鹿なんです。
戦争というのは、一つ一つその戦争の理由があり、戦争を収めるための特効薬はありません。一つ一つの戦争に理由があるのだから、一つ一つの戦争を、その理由を解きほぐして、解決し、あるいは止めさせるしか無いのです。
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