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いい失敗してますねぇ!と声をかけられるように
先日のX(旧Twitter)のポストです↓
「親なら頑張るのが当たり前」って、一体誰が決めたんでしょうね?そもそも「親」を精いっぱいやった人なら「そんなに頑張らなくて大丈夫だよ、子どもを信じてあげて」と若い人達に言ってくれるんじゃないかな。だから、親の理想像を自分でつくりあげて、首をしめているだけな気がしてきた。
— koh(コウ)|物書きになる (@koh02180218) January 9, 2025
「親なら頑張るのが当たり前」
と、考えていたことがありました。
子育ての責任の大きさに恐れおののいていたから。
でも、暴れん坊たちと過ごす毎日は、ゲッソリしちゃうほどたいへん。
夫は「人間ってそんなに働いちゃだめだと思うよ?」くらいの勢いで家に帰って来ないし。
「ちょっと静かにしてくれる? ママ疲れちゃって」
なんて言う余裕もなく
「うるさいって言ってるでしょ!」
と言い放ってしまうようになりました。
だから大きくなった子どもたちに
「親ならがんばって当たり前」
などというパワーワードは、私だったら言わないなと思ったんですよね。
でも、心のどこかにはあるんです。
「親なら当然子どものために全力を尽くすべき」っていう思い込みが。
じゃあ誰が言ったのか?
たぶん自分が勝手に作り上げていたんですよね。
たとえば義実家で子どもたちがケンカをはじめたとしましょう。
大声で「バカ!おまえやめろよ!」「〇ね!」と怒鳴り合う子どもたち。「ヒィィィ!やめてー!」ってなりますよね?
義実家でなんてこと言うねん!
どうやって育ててんのって思われちゃうじゃん!
と今にも心の声が漏れてしまいそうになります。
こどもたちの言葉づかいに対する真剣な注意が20%と、義両親に向けた思いが80%くらいの割合で
「ちょ、なんてこと言うの💦」
と「普段はこんなにひどくないのに、どうしたのかなぁ~?」といつもはちゃんとやってる感をしてしまうのです。
(ちなみにわが義両親はやさしいです)
親は子どもに対して強く責任感がある、の裏には
子どもの行動で、親がどれだけ真摯に関わってきたかが表現されてしまう
と感じている方も多いのではないかと。
自分が今まで子どもに伝えてきたことや接し方がそのまま『結果』として歩いているような恐怖心。
でも、そんなことはないんですよね。
子どもって、親だけの関わりだけで成長していくはずがありませんから。
お友達や先生との関わり
テレビやYouTubeで見たこと
自然の中で見たり触れたりしたこと
いろんなものを全身で吸収して生きている。
だから子どもたちは親の関わりの集大成ではない。
みなさんのご両親が
「あなたは私たち親が作り上げた作品なのよ、おほほ」
と言ってきたらいやですよね。
私なら「は?」って戸惑うと思います。
彼らは私たちの子どもである前に、1人の人間だと認識したときにふっと肩の荷が降りた気がしました。
親がするのは子どもが楽しく生きられるようにサポートすること。
そして愛情で包み込むこと。
これに尽きるんじゃないかなぁと親になって8年目にしてようやく思うようになりました。
私は子どもとの境界が不確かで、こどもが失敗するとめちゃくちゃ苦しくなる。だから先回りしちゃうことがよくありました。
そんなときに心に思うのは
子どもは1人の人間なんだ!!
(すべてが私のせいではない!)
失敗しないと分かりませんもんね。
安全な環境で失敗し、そのフォローをするのが親の役目。
これからの人生で散々失敗するんだから、ママが見守っているうちにじゃんじゃん失敗しなさい!わはは!
くらいの心持ちが繊細ママにはいいのかなぁと思います。
失敗に対して「なんとかなるさ」と思えたらしなやかに生きていける。
「失敗したくない、怖い」と思っていたら、常に10㎝幅の道をハラハラ進むことになる。
どっちがいいかは明らか。
踏み外しても問題ない、また最初から歩けばいいんだから、と思えるように
「いい失敗してますねぇ! ナイスチャレンジ!」
と子どもたちにいつでもグーサインを出していきたいなと思った次第です。
あなたの貴重な時間をつかってここまで読んでいただきありがとうございました!
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