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劇場版 鬼滅の刃 無限列車編

大人になってから劇場でアニメ初めて見たかも…

記憶にある最後に見たアニメ映画は、今は亡き父と見た「ONE PIECE ねじまき島の大冒険」でした。なつかしぃーー!!

まず始めに、ジャンプ作品として劇場版をオリジナル展開にしなかったことが嬉しい!ここまで人気の作品だと、なるべく長く活動したいが為に劇場版オリジナルのキャラや展開をして直接のストーリーとは別にする事がしばしばあるのですが、演じられたキャストもそのままでゲスト声優等も無し!!作品だけで勝負できるという自信が溢れてますね!また、無限列車編という劇中たった一夜の出来事ながら濃密なストーリーを劇場版に持ってきた所は、よく有りがちな完結編は劇場で!商法とは違い劇場の臨場感であの闘いを見てくれ!という制作会社の「Ufotable」の想いがあったのかなとすら思いました。

始まって直後の衝撃

(なるべくネタバレは避けますが、所々のネタバレが出てきたらごめんなさい😭!!)

ふぁ~と現れた森の画に「えっ?!実写?!」と個人的には思ってしまうクオリティ…森のお墓で鬼殺隊の御館様が過去の英霊達の名前を呼ぶ中で「○。○○○」え?!自分の名前呼ばれた!!とびっくり(笑)それは置いといて、しばらく見ない内に日本のアニメ進化し過ぎ!!とテンションが上がりました。

今回の敵のテーマ「欲望と誘惑」だと思う

無限列車なるものに主人公三人が飛び込み、アニメ版でもお馴染みのコミカルなシーンを今回の主役とも言える「炎柱 煉獄杏寿郎」を交えながら劇場内でクスクス笑いが聞こえるやり取りが続く、その間に密かに暗躍する今回の敵「下弦の壱 魘夢(えんむ)」彼は、劇場版前のアニメ版ラストでボスからの血を受け強大な力を授かった描写がある。

えんむは、人々の心の底に持つ弱みに漬け込んだ卑劣な攻撃を仕掛けてくる。主人公の炭治郎においては、劇場からすでにすすり泣く音すら聞こえた。今回の劇場版は、今までに放送されたアニメ版を見なくても一作品として見れるが予習として見ておくと、炭治郎の境遇からいかに敵の攻撃が卑劣かが分かる。

今回の味方主要四人、それぞれがえんむの攻撃を食らうが劇場内で泣いてたかと思えば笑いが起き、また泣けるといた波が激しいのも全く違う境遇の四人だからこそだと思う。

今回の劇場版では、煉獄杏寿郎の境遇が細かく描かれている。主人公三人から変人として見られているが彼には誰にも知られていない過去があり、そこが弱みとしても描かれてる。周りから強いと思われてる人でも、必ず弱みがあるということだと思う。

余談…途中の雪降りしきる映像、数年前に伊集院光さんが「アナ雪」を評価した際に、「雪サックサク!!ここまできたか!」を思いだし、炭治郎が覗き込む川の水面の凄さも含め日本のアニメ映画もついにここまで来たかとニヤニヤしてました(笑)

上手く前半、後半に分ける

Ufotableが創り出す劇場版という空間を生かした興奮バトルシーンの山場の後、あれ、もう終わり?まだ時間残ってるで?と思っていると…
敵からある誘惑を持ちかけられる煉獄杏寿郎…えぇっ?!またここからもうひと山場?!やべぇ!!という展開に!

声優に関してはここで、この人来るの?!(キャスト表見てないとそんな驚きもあります(笑))

後半の山場に向けて、誰にも弱さを見せなかった煉獄杏寿郎にさらに深掘りされる過去、それにしっかりと沿うようにラストへ!!

今回の劇場版で批判的な意見があると聞いて、え?!どこ?とは思っていましたが、あぁ~ここかな?と思いましたが、ちょっと待て!最初に書いたけど、これオリジナル展開じゃなくて原作ママで作られてるんだから、それに文句つけるのは無いだろ?と脳内議論が勃発💦

終盤、ジャンプの数々の作品が形成してきた三人一組という型はやっぱりいいなぁ…としみじみ。伊之助…あなたがいるから炭治朗が折れずにいれると思ったよ!

エンドロール「炎(ほむら)」

ラジオを聞いてると毎週1-2フィニッシュで「紅蓮華」と一緒にランクインする「炎(ほむら)」、映画を見る前までは僕たちは~♪というフレーズだけが頭を巡っていただけでしたが、劇場版を見た後で流れるエンドロール…改めて歌詞に注目して聞いてると、あ!これ煉獄さんの事やん!そして主人公達のこれからの強い気持ちやん!これは見ないと分からないことで、LiSAさんの鬼滅への愛を感じました。

アニメは進化してることを実感

久しぶりに劇場版で見るアニメ、しかもオリジナル展開やゲスト声優も無しでオリジナルキャストの声優さん達の渾身の演技でコンテンツの自信溢れる作品は、凄かった!!CGが入ると世界観壊れる~という人もいるが無限列車のCG描写は違和感無かったと自分は思います。誰々の出番が少ない~!いや、原作ママなんだからそりゃそうだろ!決して鬼滅の刃を盲目的に好きだからという訳ではなく、劇場版作品として凄く良い作品だからということで今回の感想を書きました。

自分も制作のUfotableさん、キャラクターに感情を吹き込む声優さん、作品に歌で華を添えるLiSAさんの様にこれから胸張って自慢できるお面をがんばって作ろうと思わされる作品でした!!

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