AISASについて
最近、仕事で製品の売り方について考える機会があったので、自分なりの備忘録として記事を書いてみました。
AISASとは
まず、AISASとはなんぞやということから整理しました。
AISASは次のアルファベットの頭文字をとったマーケティング理論で
この行動より消費者は製品・サービスを購入するというパターンを表しています。
AISASは1900年代に主流となっていたAIDMAから進化したものです。
AIDMAはマス媒体を通した購買パターンを表したものであり、新聞・ラジオ・テレビが主流だった時代に考えられていたものだそうです。
AISASに話を戻し、何が変わったかというと3番目のSearchの部分と5番目のShareの部分です。
2000年代に突入し、インターネット・スマートフォンが普及し、誰もが検索できるツールを持っている今、気になった製品やサービスは実際にどのようなものかググったり、Amazonのレビューなどを確認した上でAction(購買)につなげていく流れが主流です。
また、現在では買って終わりではなく、実際に購買したものがどうだったかをレビューに書いたり、友達に共有したり、Twitter・TikTokなどへShareします。
5A理論
AISASは2004年に日本の電通が提唱していますが、アメリカの経営学者フィリップ・コトラーさんもマーケティング4.0(自己実現の欲求に焦点)の中の5A理論で同じようなことを提唱していました。
最後のAdvocateが友達に勧めたりするShare(共有)と同様の考えです。
Share/Advocateの重要性
2020年に入り、コロナ禍を経て、人々はSNS(Twitter・TikTok)を用い、情報を認知、収集する流れが増しました。
特にSNSの存在感は増し、飲食店はInstagramやGoogle Map、TikTokで認知したり、コスメや製品はTwitter、TikTokで認知したりするなどサービス間の役割分断は進んでいるものの、拡散性が凄まじく、SNSでバズるとたちまち製品・サービスは売れる流れが多く見られます。
実際にサービス提供側もShare/Advocateの部分を意識しており、実際に最近自分自身が購入した資生堂の自然派スキンケアブランド"Baum"もパッケージにこだわり、SNSでの見栄えを意識しているように感じました。(個人の感想)
まとめ
SNSが成熟期を迎えていながらも、AISASの流れは変わっておらず、企業側は特に最後のShare(共有)を意識していくことが製品作りにおいて非常に重要であるなと感じました。