スト6 初心者講座(地上戦編)
前回の記事
こんにちは!虎熊おじさんです!
具体的な形の座学になるんですが今回は格闘ゲームのルールのお話しになります!
例によって今回も3行以上の文章は苦手な方、プロや有名プレイヤー、レジェンドクラス以外の言葉に価値を見出したくない方には不向きですのでご了承くださいませ!ここは寺子屋、個人塾程度のおじさんが記事を書いておりますので·····。
さて前置きも長いので今回はいわゆる地上戦、ジャンプ攻撃、対空、弾のお話です!
ネットやプロの解説でもよく聞く単語ですね!
フレームとかは分からなくていいけどこの4つは知ってるだけでかなり成長速度を上げる事ができる知識です!
できれば読んでくれた方は感想聞かせてくれると嬉しいです!
さてそんな訳で今回のお品書きは
①地上戦
②ジャンプ攻撃と対空
③飛び道具(弾)
となります!
以下簡単解説、いってみましょー!
⭐️前提
ストリートファイターやほとんどの格ゲーは相手の体力を0にしたら勝敗が決まります。
じゃあ頑張って攻撃当てていくか!!ってなるんですが、これがなかなか当たらない、でも相手の攻撃は当たる、画面端に追い詰められたら何もできないまま死んじゃう!なんで?!おかしいな?YouTubeで見た強い技も使ってるし、ガードも頑張ってるのになんで?っていうのは初心者あるあるです。
実は攻撃には相性があって、通常技から必殺技までだいたいの攻撃行動はこれによっておおまかな勝ち負けが発生してるんです。
厳密に言うとめちゃくちゃ細かい話になってしまうので今回はこれをなるべく分かりやすく記事にしていこうと思います!
だいたいの2D格闘ゲームは地上での技の振り合いになるので、この技同士の振り方による相性のやりとりを
「地上戦」
と呼んでいます。
これがわかると他人の試合はもちろん自分の試合のリプレイを観ても、今なんでこの攻撃が当たったのか、なぜ喰らったのかが最低限わかるようになるので自分の問題点がわかるようになったり、相手のこの技にはどうしたらいいか考えるきっかけになったり、いろいろいいことがあります。
マニアックに見えて実はすごくシンプルな話なので気楽な気持ちで読んでくれると幸いです!
ではこれくらいにして本題にいってみましょう!
⚡️地上戦
前述で相性があるといいましたが、攻撃には使い方で相性があり、それを分けると全部で3つ、言わゆる👊✌️✋のジャンケンになってるんですよね。
この👊✌️✋に相当するのが「置き技」「差し返し」「当て技」と呼ばれている属性です。
これを理解できれば、このキャラのこの技はこうして使うと強いとか向いてるとか、なんとなくでも見えやすいのでざっくりでもいいので覚えてみましょう!
✋置き技
相手の前進を止める牽制技。
前進する行動に強いです。当たり前ですが振った技の射程距離より内側には相手は当然入って来れません。弱攻撃をその場で連打するだけで置き技としては成立します。簡単!
便宜上置き技を✋(パー)としておきましょうか。
なるべくリーチが長く、出が早い技で、かつ硬直が短い技なんが向いてます。出すだけで前に移動する技も置き技に向いていますね!
通常技の場合、当たった時に硬直を必殺技でキャンセルできる技だとなお良く、必殺技コマンドを仕込むことによって牽制の置き技ヒットで必殺技がキャンセルされて出てくれるのでより相手にリスクを与えます(全部ガードされたらマズイことが多いので使用には責任が伴います)
垂直、いわゆる垂直ジャンプ攻撃も相手の突進技などに強い置き技です。
突進必殺技や、ドライブラッシュ攻撃で気持ち良く突っ込んだら垂直ジャンプ攻撃を当てられてそのままコンボされて大ダメージを受けてしまったりした経験はありませんか?
そう、この場合は垂直ジャンプ攻撃を置かれているところに前進してしまっているんです。
置き技、イカス!
✌️差し返し
いや置き技めっちゃ強いやん!速いドライブラッシュもローリングアタックもスーパー頭突きも怖くないやん!
でも自分がやられたらどうするんや?あかん!思いつかへん!
こんなのチートや!チーターや!
まぁまぁ、ちょっと落ち着いて?
ジャンケンっていうからにはちゃんと置き技にも弱点があります!
それが「差し返し」です!置き技の✋に勝てるので便宜上✌️(チョキ)としておきましょうか
置き技に対して強いのがこの差し返し。
近付いたら置き技に当たり、相手に近付くこともできない!どうすんねんって時の打開策。
空振りした技に対して技後の硬直に攻撃を当てるのが差し返しになります。
でもちょっと待って?
狙ってやるのムズくない?!
そうですね!見てからやろうとすると難易度めちゃくちゃ高いんです。
それじゃ置き技最強やん!?
ってちょっと待ってくださいね?落ち着こう。
見てから差し返しするに越したことはないけれど、やっぱり難しいですし、挫折しては元も子もありません。
ですので差し返しを狙うために前進してくると見せかけて、相手が技を置く直前に後退や停止をして相手にわざと置き技を出させるというのが1番簡単です!
よく上級者が前ステップやラッシュ移動よりもゆらゆら前後に動きながら前に歩いたり後ろに歩いたりしてるのは技を振らせる為だったりします。
そういう意味ではシミーと呼ばれるテクニックも差し返しのテクニックですね!(厳密に言うとちょっと違うけど認識としては同類)
例えばルークでドライブラッシュしゃがみ中パンチをガードさせてそのまま投げるという連携があります。
ガードされてもルーク側が有利な時間があるのでやられた相手はそのまま投げられるか無敵技をぶっぱなして拒否するか投げ抜けするかになるんですが、ガードさせた後にルークが一瞬後ろに下がると投げ間合いの外に出るので、相手がもし投げ抜けしていたら投げのスカりモーションが出てしまいます。
そしてそのまま4強Pなどを押しておくと自動で投げスカりに差し替えし、後ろに下がる時に立ちガードしているので投げ抜けではなく打撃だったら自動でガードするというまでを1セットにして行うというものです。
これは全キャラできます。
当然セットなので見てからやってる訳じゃないんですが、技を振らせる事と差し返しまでがセットメニューになっているという部分ではかなり分かりやすいんじゃないでしょうか?
これはいずれ覚えるセットプレイの触りにもなりますので先に習得すると理解もしやすいですね
ともあれ、格闘ゲームはリーチのある技ほど硬直は長くなるバランスがほとんどなので、見てから狙う場合は最初はリーチも長いが硬直も長い技に差し返しを狙うのが現実的ですね。
そういった技ほどリターンが多いのでなんだこれうかつに振れない!?ってさせるのは重要ですし!
そういう意味ではリーチが長く出が早い技が差し返しでは当てやすく向いているのでこれもしゃがみ中キックなどがよく使われます。
場合によっては置き技の硬直中を狙ってジャンプ攻撃やパリィダッシュからの攻撃を当てに行くなどもそうですね。
そう思えば結構敷居は下がると思います!
👊当て技
さて、置き技、差し返しと揃ったところで今度は差し返しに強い技の出番がやってきました。
それが「当て技」になります。
利便上👊(グー)としておきますね
差し返しを狙う場合はこちらの置き技の範囲の外にいるのが前提になるので、差し返しを狙う相手はこちらの置き技を誘う為に前進後退の移動を繰り返してたりしている事が多いのでそれをよく見てみましょう。
相手は後方へ下がる時は後ろ方向に移動キーを入力しているのでこの時に攻撃されても立ちガードは自動で出来ますが、代わりに下段がおろそかになりやすいのです。
この相手が後ろに歩いた時にパリィラッシュ下段攻撃や、しゃがみ中キックなどを前に歩きながら積極的に当てに行く行動が当て技です!
突進必殺技も前に歩いた時にかち合わすとヒットしやすいので使いやすいですね!
反面、前にガンガン出る為に前進属性になるので、前進を止めることに長けた置き技に弱いです。
⭐️地上戦の3すくみ
以上でジャンケンの手札が出揃いました!
ここでもうちょっと簡単にまとめておきましょう
✋置き技(牽制)は差し返しに弱く、
✌️差し返し(後退)は当て技に弱く、
👊当て技(前進)は置き技に弱い
これがジャンケンになっています。
画面端に追い詰められたらきついのは何故かというと、これ以上下がれなくなる為上記ジャンケンの手札のうち✌️を失うからです。
追い詰めてきた相手は👊✌️✋全部出せるのに、画面端を背負っている自分は✊か✋しか出せないので、追い詰めている側にめちゃくちゃ有利な闘いになるからなのです!
間合いもしっかりしてれば飛んでも対空で逃がさない。こうなるとものすごくキツイです。
いわゆる画面端から脱出困難な上にめちゃくちゃ不利な状況を作るトリカゴと呼ばれるこの状態は閉じ込められた側が地獄でしかないので地上戦のひとつのゴールとも言えます。
格ゲーとしてはこの画面端へ追いやる為の地上戦という陣取り合戦とHPを奪い合うダメージレースが行われて成立しているゲームとも言えますね!
ここで前に書いた記事の中で
相手のキャラを見る
という内容があったかと思いますが、この地上戦もそれが前提になります!
相手のキャラをしっかり見てるとこのジャンケンで相手が何をしようとしてるのかもわかってくるのでじゃあ自分はどうしようかも成立する形です
また、自分の試合を見返したり、強い人のリプレイを参考にする時も、これを理解していると試合中に一体どんなやり取りが行われているのかもわかるようになったりしてきますので是非活用してくださいね!
さて地上戦のお話はここまでになりますが、これに付随するおまけの話がもう少し続きます。
お茶でも飲んで一息入れてからお付き合いください!
✨ジャンプ攻撃と対空
さて前述の地上戦の話の中でジャンプ攻撃が少し出ましたが、これはどういうものかを知っておく必要があります。
やり方はジャンプ中に攻撃ボタン。これだけです!
ジャンプ攻撃には次の様な特徴があります。
①空中攻撃判定になる(メリット
②ジャンプ攻撃はしゃがみガードが出来ない(メリット
③空中にいる間はカードできない、空中投げも投げ抜けできない(デメリット
④パニッシュカウンターで撃墜されるとフォースダウン状態になり追撃可能状態になる(デメリット
なんにせよ非常に強力な攻撃です。
ジャンプ攻撃は立ちでしかガードできないのでガードしようとする相手には強制的に立ち状態を強いることができます!中段攻撃ってやつですね!強い!
特に前ジャンプ攻撃は当たればそのままコンボにいけますし、手っ取り早く距離を詰めることができます。
ですが最大のデメリットが
②空中にいる間はガードできない、空中投げは投げ抜けできない
になります。
つまり相手がフリーの状態でこちらを見ている時にジャンプ攻撃しようとすると、ガードさせることができたら恩の字で、だいたい問答無用で撃墜されるということです。つまりダメージ貰って振り出しに戻されます。
ではどうしたらいいかってお話ですが、
①相手がこちらを見ていない時に飛ぶ
②相手が動けない時に飛ぶ
となります。美味しい話には罠がある·····。
①はまだ始めたばかりとか、自分のキャラしか見えてない人には有効ですが、ゴールドくらいになってゲームに慣れた相手だとだいたいが落とされます。
誰の前で飛んでんだ!?ってやつです
で、どうすりゃいいかというと、まどろっこしいので結論を言ってしまえば1番有効なのが②です!
相手が硬直の長い置き技を振ってる最中、波動拳などを撃ってる最中にジャンプ攻撃を当てるのです。
言わゆる差し返しとして使うこと。
また、相手が突進行動をした時に垂直ジャンプ攻撃を下りで当てるように置いておくという置き技としての使い方も有効です。
よくぴょんぴょん飛び回る、いわゆるバッタと呼ばれる状態があまり良くないと言われるのはこういった理由があるんですねー。
もちろん相手が全然対空してこないならされるまでは飛んじゃってもいいです!大事なのは対空されるようになった時になぜ対空されたかを知る事が大事なんです!
まとめると、ヒットすれば強力だけど当てに行く当て技としては弱く、置き技と差し返しとしては強い、そんな特徴を持ってるのがジャンプ攻撃と覚えておきましょう!
逆に言えば地上戦のジャンケンをするにあたって置き技や当て技の時ほど対空攻撃を意識して技の選択やタイミングを取れたらいいですね!
モダン操作ならジャンプ攻撃に対して無敵をもってる➡️SPで出る昇竜拳などの必殺技、慣れないのなら上方向に強い通常技を対空攻撃として準備しましょう
地上戦で押していてかつ相手の飛びも許さないというのが理想ではあるのでその辺を意識出来るようになれば成長の実感も湧くと思います!
次は波動拳などストリートファイターといえばこれといった技である飛び道具のお話になります!
⚡️飛び道具
いわゆる弾。波動拳ソニックブームなどはダメージはたいしたことがなくとも距離に応じて置き技、当て技、差し返し(難しい)に使えるので撃った時点で相手になんらかの行動を強制的に促します。
やられ判定を持たない、射程距離が長い安全に打てる通常技として使えると言えばその強力さがわかると思います。
そのかわりそこそこ硬直も長いので間合いによっては飛びこみジャンプ攻撃が通ってしまったり、キャラの中にはキャミィのバックナックルなど弾無敵をもった突進技やダルシムのスライディングなど有効な差し返し手段もあるのでこれも通常技として見てみると撃ちどころの間合いやタイミングなどがあり深いですね。
また相手も自分も通常技必殺技が届かない距離においては消費してしまったDゲージの回復のために弾を撃つという使い方もあります。
そしてヒットした時の相手の状態で相手が何をしようとしているのかの情報を取れたりしますね
この辺りはちょっと難しくなるので弾だけをまとめた別の記事として書こうかなとは思っています!
今回はここまで!かなり長い記事ですがお役に立ててくれたら幸いです!
これについて書いて欲しいなどの要望はぜひコメントなどで教えてください!
ではまた!