【研究論文】浦谷一弘「植民地統治期〈台湾〉の探偵小説ー林熊生『龍山寺の曹老人』」
20年ぐらい前に書いた研究論文なんですが、noteの練習にアップしてみます。
「植民地統治期〈台湾〉の探偵小説ー林熊生『龍山寺の曹老人』」です。
『花園大学国文学論究』32号、2004年12月の57頁から89頁に掲載されたものです。
これは形質人類学者の金関丈夫が台湾にいた時期に、日本語で書いた探偵小説の連作についての研究論文です。
日本が台湾を植民地として統治していた時期に書かれたものですが、日本の本土では戦争のため、探偵小説を書くことができなくなっていた時期に、台湾では書