浦谷一弘

細々とですが、探偵小説、推理小説、ミステリの研究をしています。 探偵小説研究会に所属し…

浦谷一弘

細々とですが、探偵小説、推理小説、ミステリの研究をしています。 探偵小説研究会に所属していて、毎年『本格ミステリ・ベスト10』(原書房)を刊行していたり、いくつかの刊行物に参加しています。 また、映画・ドラマが好きで、京都映画サークル協議会にも参加しています。

最近の記事

【研究論文】浦谷一弘「植民地統治期〈台湾〉の探偵小説ー林熊生『龍山寺の曹老人』」

20年ぐらい前に書いた研究論文なんですが、noteの練習にアップしてみます。 「植民地統治期〈台湾〉の探偵小説ー林熊生『龍山寺の曹老人』」です。 『花園大学国文学論究』32号、2004年12月の57頁から89頁に掲載されたものです。 これは形質人類学者の金関丈夫が台湾にいた時期に、日本語で書いた探偵小説の連作についての研究論文です。 日本が台湾を植民地として統治していた時期に書かれたものですが、日本の本土では戦争のため、探偵小説を書くことができなくなっていた時期に、台湾では書

¥170
    • 探偵小説研究会編『妄想アンソロジーミステリガイド』(書肆侃侃房)

       これも報告が遅くなってしまったのですが、少し前に書肆侃侃房から『妄想アンソロジーミステリガイド』という本が出ました。  この本では光文社が発行している『ジャーロ』という探偵雑誌(今は電子書籍になりましたが)に研究会でリレー連載している文章を侃侃房さんが一冊にまとめてくださったものです。『ジャーロ』のリレー連載の時は「ミステリ全集を編みたいっ」というタイトルでのリレー連載だったのですが、出版されるにあたってタイトルは変わりました。  自分の興味のある切り口でアンソロジーを作っ

      • 『2024本格ミステリ・ベスト10』が出ました。

        • noteを始めてみます

          今、話題なのでnoteを始めてみます。 ミステリ、小説、映画、ドラマ、音楽などについて、自分の知っていること、考えたこと、などを書いていきます。 私は、探偵小説研究会に所属しています。 生活のための仕事の方があまりに忙しいので、あまり活発に評論活動の方はできていませんが、会の発行する出版物には時々、文章を書いています。 会のURLは、 探偵小説研究会 (tanteishosetu-kenkyukai.com) です。 よろしくお願いします。

        【研究論文】浦谷一弘「植民地統治期〈台湾〉の探偵小説ー林熊生『龍山寺の曹老人』」