NAKAGAWA HIROKAZU<kogoroh>

technology artist / animator

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最近の記事

ヒルのようなヤツ

「ヒルのようなヤツ」という言葉を投げつければ紛う事なき罵倒語ではあるが、コウガイビルに「ヒルのようなヤツ」、と言ってもそれは、眼鏡でバンダナ姿でデイバックを背負った人物に「オタクのようなヤツ」と言うに等しいだろう。 なぜならコウガイビルは「ヒルのようなヤツ」に必須の、まとわりついて生き血を啜るという外道な食事スタイルをとらないからである。(同様に「眼鏡でバンダナ姿でデイバックを背負った人物」すべてがちっちゃい女の子に「萌え〜」と叫んで相手を恐怖のどん底に陥れるわけではないしそ

    • 覚悟とかなんとか

      大学での仕事が終わって帰る頃、そこそこ遅い時間になっていることが多いのだけど、部室棟の方角からは軽音楽部の練習音が聞こえてくる。遅い時間までがんばってんねんなあ。熱中していると時間を忘れるよね。 かくゆうオレも中学くらいからバンドなるものをやっていた。まあ下手の横好きってやつでたいした腕ではないけど、そういいつつも好きなものは好きなんで、高校行くようになったころからヤマハの楽器店の、お客さんが入れる程度の広さがあるスタジオを借りて定期的にライブをやったりしていた。 そんなこ

      • 流儀とかなんとか(再掲)

        おしゃれに敏感というほどではないですがそれでも髪は美容室というところで長年カットしてもらっています。その店主さんはオレらのことを「お客さん」とはいわず「お客さま」といいます。 元ヤンらしい(苦笑)店主さんですがオレらに対するときは高級ホテル並みの上質な対応をしてくれるしお店の設えも上品で高級感があります。さらには支払いのあと、おつりをもらうときには常に真新しいお札をくれます。 いつものことなんで、「意識してピン札くれてるんですか?」と尋ねてみたら「お客さまが貰うとき、くしゃく

        • バレンタインと寛容さと

          ずいぶん前に勤めていた会社は圧倒的に女性が多かったのでバレンタインでは大量のチョコを頂いた。それぞれにホワイトデーのお返しをきちんとするとかなりの出費になってぺーぺーのオレにはきときつい。 で考えたあげく「フルーチェ祭り」と題して大型のボール一杯にフルーチェを作って皆さんに振る舞ったことある。 皆さん食べてくれはったけど今思えば女性陣につるし上げをくらっても仕方ないレベルの残念な振る舞いだ。 よくぞ許してくださったものと冷や汗かきつつ思う。 寛容な「社会」と寛容な「会社」バン