地域生活定着支援センターについて
昨日の夜の伴走支援をしている人たちとの集まりででていた地域生活定着支援センターについて調べてみた。
ざっくりというと出所してきた人を支援するセンター。
犯罪を犯した人が社会に受け入れられないと、その人にとってだけでなく、社会全体にも色んな問題が生じていく。
1. 再犯のリスクが高まる
2. 社会的孤立と精神的負担
3. 家族や周囲の人にも影響が及ぶ
4. 社会全体の不安感の増大
5. 労働力の損失
など
とはいえ、被害を受けた人は許せないかもしれないし、犯罪の内容によっては、近隣の住民が怖いと感じるのもわかる。
ただ、人には色々な過去があったり、特性や病気だったり、どうしようもなくなるときがある。それでもしてはいけないことはしてはいけないし、許されないこともある。わかっているけど、その人たちも生きていかないといけないし、がんばって欲しいとも思う。
■地域生活定着支援センターとは
地域生活定着支援センターの役割は、矯正施設(刑務所、少年刑務所、拘置所及び少年院)を退所した高齢者や障がい者が地域社会に円滑に復帰し、安定した生活を送るための支援を提供することで、彼(女)らが孤立することなく、地域社会の一員として自立した生活を送ることができるよう支援している厚労省の事業で、各都道府県が設置している。以下は主な業務である。
1. 帰住地調整:退所後の住居や生活環境の調整を行い、地域での生活基盤を整える。
2. 福祉サービスの調整:必要な福祉サービスや医療サービスの利用を支援し、継続的なサポートを提供する。
3. 相談支援:退所者やその家族からの相談に応じ、適切なアドバイスや情報提供を行う。
4. フォローアップ:退所後の生活状況を定期的に確認し、問題が発生した場合には迅速に対応する。
5. 地域連携:地域の福祉機関や医療機関、NPOなどと連携し、包括的な支援ネットワークを構築する。
<参考>高齢又は障害により福祉的な支援を必要とする矯正施設退所者等の地域生活定着支援(地域生活定着促進事業)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/kyouseishisetsu/index.html
■全国の地域生活定着支援センター
https://zenteikyo-jimu.jimdofree.com/%E5%8D%94%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%9D%80%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/