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孤立していく社会について

孤立していく社会について、考えていかないといけないのは、社会的に孤立をしても、簡単につながれる場所で、かつ安心できる場所。

例えば、僕は子ども食堂を月に一回行っているけど、月に一度だけの集まりでもそれなりの連帯感は生まれてくる。子ども食堂の良いところは初めて参加される方も子育て世帯ということで、子どもつながりの会話ができること。数ヶ月に一回という方もいるが、話したい時、都合がつく時に参加されて、リフレッシュできるのはとてもいいことではないかと感じている。

他にも幾つか月一の集まりに参加しているが、年数がたつに従って孤立している感覚が薄まったりしていく気がする。

しかし、人の顔が見える所はやはりそれなりの存在感があり、そこがどんなに安心安全な場所でも、初めての時は緊張してしまう。
僕もたまに新しい所に顔を出すのだけれど、話し始めてしばらくは緊張している。人馴れしている僕が緊張するのだから、孤立した人がつながるのはかなりハードルが高いと思う。

僕の子どもたちはXだったりゲームで人とつながっているようだ。全く見ず知らずのアノニマスな人達だけれど、一緒に過ごせる人がいると孤立感や孤独感は薄まると思う。
同じ趣味で集まれると話もしやすいだろう。
それからネットの良いところは簡単に切れる所だ。
自分と合わなければ通話を切ればいい。
どこの場所も界隈があるから、また同じ人に会うかもしれないが、時と場面が変われば馴染めるかもしれない。

福祉の領域で関わっていく必要性がある孤立、孤独は病気や貧困、その他の本人が不安を感じる部分で、その時に気楽に簡単につながれる場所が必要だと感じている。

単独世帯の増加や独身家庭が増えていくのは、社会的な背景があってのことで、今のトレンドだと思う。
そこにどう安心安全な場所を作っていくかがこれからの課題になっていのではないかと考えている。

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