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【研究】学生を教員・コーチにつなげる:レビューシートというツール
2024年10月18日(金)
金曜日は研究の話題で書いています。
2003年に開設された「eスクール」は早稲田大学人間科学部通信教育課程の愛称です。社会人を主なターゲットとしたインターネットを全面的に活用した新しい通信教育のシステムです。授業はオンデマンドで配信され、教員と学生のやりとりは掲示板システム(フォーラム)で行います。
今となっては、こうした学習マネジメントシステム(Learning Management System, LMS)は当たり前のものになりました。しかし、2003年当時では、画期的な方法でした。さらに、eスクールには、学生30人に対して、教育コーチと呼ばれるメンターが1人割り当てられるという独自のシステムがありました。学習システムの環境は他の大学でも同様のことは可能であるとしても、この教育コーチというシステムは真似できないと思われます。教育コーチによるきめ細かい指導が、60%台という通信教育としては驚異的な卒業率を支えています。
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