【雑談】目指せ、おじさんユーチューバー。

金曜日は「思うこと／したいこと」のトピックで書いています。

最近はユーチューバーという仕事が人気とのこと（ちょっと遅い）で、中でも人気の高いヒカキンという人のビデオを見てみました。なるほどこういうのが流行っているのかということで感心しました。

私も授業や講座などでたくさんのビデオを作ってきました。そして「向後先生のビデオはちょっとユーチューバーっぽいよね」といわれたこともあります。そのときは「ユーチューバーってなんなの？」くらいの認識だったのですが、ヒカキンのビデオを見て、なるほどこういうのがユーチューバーなのかということがわかってきました。

ポイントは、役に立つのか立たないのかよくわからないけれども、なぜか見てしまうような進行です。内容は濃いのか薄いのかよくわからない。ですが、見る人はエンタテイメントとして見ているわけなので、内容についてはどうでもいいのでしょう。

でもその収録の形式は優れているように感じました。けっこうこまめに編集してあって、無駄なところは全部削ぎ落としてある。発音もきれい。効果音がたくさん入れてあって、多分子供でもわかりやすい。そして、ほぼすべてに字幕が付いている。このようにとても親切な作りになっています。人気が出る理由がわかります。

そうするとなんだろうか。ユーチューバーというのは、内容の時代ではなく、日常をエンタテイメント化するという傾向の中にあるような気がします。内容はどうでもいいと言ってはなんですが、どんなささいなことでもコンテンツになりうる。というかコンテンツ化してしまう。効果音や顔のどアップといった編集は、無意味な内容を転換させる意味があります。また、字幕は一種のマーカーとして使っています。こうした編集をすることでどうでもいい内容をつい見てしまうようなものに変化させています。

ということで、いつかはおじさんユーチューバーをやってみたいですね。

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