【本】ディンクマイヤー Jr., カールソン, ミシェル『学校コンサルテーションのすすめ方』:アドラー心理学に基づく子ども・親・教員への支援
木曜日はお勧めの本を紹介しています。
今回は、ディンクマイヤー Jr., カールソン, ミシェル『学校コンサルテーションのすすめ方』(遠見書房, 2019)を取り上げます。
■要約
1920年代のウィーンでアドラーは児童相談クリニックを開設した。アドラーは安全、ポジティブ、平和的な風土を作ることで子どもが学習に全力で打ち込めると考えた。この本はそのような教室を作るために、学校カウンセラーや学校コンサルタントがアドラー心理学に基づいてどのように仕事をしていけばいいのかということを教えてくれる。
■ポイント
学校へのコンサルティングがうまくいくためには、学校コンサルタントが有効なコンサルテーション理論を持っている必要がある。その理論を特定の問題や状況に合わせて方略を生成する。そのことによって教師、生徒、親を支援する技法が身についていく。
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