【アドラー心理学の理論】#10 目的論:理想的な自分のイメージは子どもの早い頃から持つ
4月12日(木)から早稲田大学エクステンションセンター中野校で「アドラー心理学入門」(全8回)が開講しました。この連載では、講座の内容を同時並行でお伝えしていこうと思います。講座に参加できない方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。
今回は5つの基本前提の3つ目として、目的論について取り上げます。
私たち人間はただ毎日を同じように生きているのではありません。常にプラスの方向を目指して生きています。別の言葉でいうと「目的」を持って生きているということです。
「いや、自分は何の目的もなく日々を生きているだけです」という人もいるかもしれません。確かに目的は自分でははっきり意識できないかもしれません。しかし、少なくとも今日死ぬのではなく、もう少し生きてみようと思っているはずです。また、今日よりはもう少しだけ良い自分になるだろうと思っているでしょう。それが生きることの目的です。
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