ネガティブ感情が起こったときにどうするか。(感情論#04)
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。ここしばらくは「感情」についての連載をしています。
前回は、ネガティブ感情の機能について書きました。不安やイライラするというようなネガティブ感情は、「そこに問題がある」ということを私たちに知らせてくれます。そうすると私たちは、それを解決しようとして、注意の資源(注意力)をそこに集中します。このようにして、その問題をなんとか乗り切ろうというわけです。
ネガティブ感情は「何か問題がある」ということを知らせてくれるので、それ自体では悪いものではありません。問題は、注意をそこに集中しすぎてしまうので、しばしばまずい対応になってしまうことです。怒りのあまり、言わなくてもいいことまで言ってしまって、ますます問題をこじらせてしまうのはその例です。
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