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[m203] Zoomでの「アフター」雑談の運営手法
2021年6月21日(月)
ハローマンデー! 向後です。
昨日は、教える技術オンライン研究会(OGOK2021)の第2回目をZoomで行いました。この研究会は隔月で開いていて、30人以上の参加があります。
メインのプログラムは2時間で終了します。そのあと「アフター」と称して、任意参加による雑談と出会いの時間を設けています。時間はだいたい30分が目安です。
30人以上参加者がいると、そのままでは雑談になりません。誰かが話して、それをみんなが聞くという形になりますので、これをなんとかしたいと思っていました。解決策は簡単でした。ブレイクアウトルームを使えばよかったのです。
6人で割った数のブレイクアウトルームを作って、ランダムにメンバーを割り当てます。時間は15分です。最初に簡単な自己紹介で一周まわすということだけ必須でやってもらって、あとは、研究会についての感想などを出して自由に話してもらいました。
15分のブレイクアウトが終わったら、また集合して、各ルームのひとりをランダムに指名して、ルームでどんな話題が出たかを報告してもらいます。主催者(私)はルームメンバーの一覧をスクショしておいて、そこからサイコロでランダムに指名しました。
以上、まとめると、「アフター」雑談30分のプログラムは次のようです。
(1) 6人で割った数のブレイクアウトルームを作って、ランダムにメンバーを割り当てる
(2) 最初に自己紹介で一周したあとに、自由に感想を交換する(15分)
(3) 再度、集合して、各ルームから一人を指名して、話題を紹介してもらう
(4) 話題に関連する発言は自由にできる(15分)
これで30分のワンセッションが終了です。自由なアフターであっても、構造化することで各人が安心して雑談できるのかなと感じました。
ブレイクアウトルームを作るときに、関心別に作るという案もありました。たとえば「日本語教育のルーム」とか「看護教育のルーム」などです。しかし、こうすると、雑談での「新たな出会い」というのはむしろ少なくなってしまうので、ランダム割り当ての方がいいと感じました。
また、ルームの人数は6人というのは直観的にいい感じの人数でした。私がグループワークをするときは必ず4人グループを作ります。しかし、雑談ではもう少し多い方が話題が広がるし、ゆったりとできます。ですので、6人が最適かなと思いました。
研究会のあとの「アフター」の運営で悩んでいる人は参考にしてみてください。
では、良い一週間を!
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