【雑談】NHKプレミアムドラマ「今度生まれたら」全7話を一気に見た
2024年10月20日（日）
日曜日は雑談を書いています。
NHKオンデマンドでプレミアムドラマ「今度生まれたら」全7話(2022)を3日間で一気に見た。原作は同タイトルの内館老後小説の第3作。すっかり内館ワールドにはまっている。やはり天才か。
佐川夏江（松坂慶子）は、自分が70歳になったことに激しく動揺する。一流企業のＯＬ時代、エリート社員だった和幸（風間杜夫）と結婚し、二人の息子を立派に育てた。専業主婦として幸せな人生を送ってきたつもりだったが、退職後にすっかりケチになった夫の寝顔を見ながら「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやく。そしてテレビ番組に目を奪われた。世界的園芸家・山賀は、結婚前に夏江がフッた元後輩だったのだ。
70歳になって、「これでよかったのかな」と考え直す、そういう高齢者の群像劇みたいになっている。主人公は夏江（松坂慶子）だが、それを取り巻く家族一人ひとりが考える様を描く。テーマは、70歳を過ぎて人生をやり直す人、やり直さなくても考え直す人。
娘が親に言う。「いい歳こいて思春期みたい。卒業ってないんだね」。
そう、その通り、人生の途中に卒業はない。卒業は死ぬとき一回だけ。
テーマはシリアスだが、笑えるところがたくさんあって楽しい。松坂慶子もジュディ・オングも美魔女ですなあ。
次は、ドラマ「老害の人」へ。これも楽しみ。
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