(121) ホープ「この道で行こう」と偽りのホープ
2021年3月7日(日)
前回「(017) エフィカシー:「私はできる」という信念はどう作られるか」に引き続き、エクステンション講座の内容を振り返っています。今回は、4つのこころの資本の2番目として「ホープ」を取り上げます。
・「この道で行こう」というホープ
ホープとは、自分の目標を達成しようという意志の力を持ち、それを達成するための方法を持っているという信念です。その意味で、単に「希望」と訳してしまうと、漠然としたものとして捉えられてしまいます。私は「この道で行こう」と訳してみました。ここには進むべき方向と、そこに至るための道が見えているという状況が含まれています。
・ホープを開発する方法
ルーサンス他『こころの資本:心理的資本とその展開』では、ホープを開発する方法がたくさん紹介されています。
その中で特に重要なのは、目標を設定することとそれを達成するためのステップを決めるということです。目標設定は開発されるべきスキルだということなのですね。目標を設定するためには、自分が今いる位置を知り、どこに行きたいのかということを知る必要があります。そして、それを具体的で、測定可能で、挑戦的で、達成可能な目標とする必要があります。
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