【アドラーオンライン】25 家族会議はどのような効果をもたらすか
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン(note版)」はちょうど終了したところです。次の募集は9月あたりを予定しています。試し読みは下記のところからできますのでどうぞ。
前回は、共同体感覚を育成するための機会としての家族会議、クラス会議、職場会議を取り上げました。家族会議では議題について話し合い、必要であればルールを決めていきます。しかし、そのこと自体が目的なのではなく、家族がうまくやっていくための連帯感を高めることが目的です。
このように家族会議を開いていくとどのような効果があるのでしょうか。1つ目は、自分の自己理想や私的感覚(価値観)が明らかになっていことです。話し合いの中では、自分の意見や提案の中に「私はこうしたい/動きたい」や「私のまわりの人たちはこんなふうに動いてほしい」という期待が現れます。その期待の一方で「私は家族の中でどのように動けるだろうか」ということを考えていくのです。
2つ目は、家族のメンバーのライフスタイルが明らかになることです。話し合いの中で相手の意見を聞くことによって「相手はこうしたい/動きたいと思っている」や「相手は私にこう動いてほしいと思っている」ということが明らかになっていきます。その中で「私が譲れる部分はあるだろうか。手伝える部分はあるだろうか」ということを考えられるようになっていきます。
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