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クレイジーメーカーからの影響力を弱めていく
2022年3月11日(金)
ジュリア・キャメロン、エマ・ライブリー『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』(サンマーク出版, 2020)の中には「クレイジーメーカー」という考えが紹介されています。
クレイジーメーカーはどこにでも現れる。元上司、姉妹、義理の兄弟、配偶者、隣人、ゴルフ仲間などがそうかもしれない。……クレイジーメーカーは夢や計画を妨害し、ドラマと混乱を生み出す。往々にして自信たっぷり、優越感を抱いている。不運な犠牲者に自分自身を疑うよう仕向け、慎重に考え抜かれた最善の計画をひっくり返す。
クレイジーメーカーとは、つまりあなたの成長を妨げる人です。あなたが何かに挑戦してみようとするときに、あるときはしたり顔で、またあるときはあなたのことを心配しているんだというていであなたの挑戦の第一歩を止めにかかろうという人です。
仕事を持っているときやルーチンがあるときは、それがある程度クレイジーメーカーから自分を守ってくれます。しかし、それがなくなるとあなたは不安定になり、そのためにクレイジーメーカーが影響力を増すのです。しかし、不安定という状態こそが新しいことに挑戦するための土台なのです。
クレイジーメーカーからの影響力を弱めていくための方法もこの本に書いてあります。
クレイジーメーカーをじかに変えるのは難しい。だが、なぜその人物とのつながりがそれほどまでに強いのかを理解し、ゆっくりと自分自身を広げ、関係性を変えることはできる。物理的、感情的、精神的にクレイジーメーカーと距離を置くこともできる。離れることで、自分自身で決断するパワーと権利を取り戻すのだ。あなたが変われば、状況も変わる。
そのために、モーニングページを書くことやメモワールで過去の自分自身を振り返ってみることが有効です。
一旦自分自身が何よりも興味を持っていることをやりはじめると、クレイジーメーカーの影響力や他人をイラつかせたいという願望は薄れる。こうした悪循環を断ち切るには、心の底からの正直さと大きな勇気が必要だが、私たちは一度に一ページずつ、そして一度に一会話ごと、クレイジーメーカーの影響力を緩めていく。自分自身が感じたことを記録すれば、もはやあなたはクレイジーメーカーの〝クレイジーな〟現実感の犠牲者ではなくなる。
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