![2-教える技術19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12409968/rectangle_large_type_2_c6ebe5e9ba998915c3ac69f3908d7cc1.jpeg?width=1200)
【学びの場】03 学習者を情熱、スキル、目的の側面でそろえる
火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらく「学びの場とその設計」という話題で書いています。
前回は、効果的なレッスンはどう作られているかということを書きました。そのポイントは以下のようなものです。
・そのレッスンで習得することがゴールとして明確に設定されている
・ゴールにたどりつくまでのステップが明確化されている
・各ステップを集中的に練習させ、飽きさせない
・文脈の中で練習する機会がある
・最後にどれくらいできるようになったかを確認できるテストがある
このように組み立てられているレッスンは効果的になります。そのときコーチの個性は味付け以上のものではありません。レッスンの組み立て方そのものが重要なのです。それがインストラクショナルデザインの考え方です。
さて、通常のレッスンは何人かのグループを作って行われます。もちろんプライベートレッスンであれば、コーチと一対一でレッスンを受けることができます。しかし、通常は何人かのグループでレッスンを受けます。その方が全体としてみたときのコストパフォーマンスが高いからです。うまくグループレッスンを組み立てれば、一対一のレッスンの数倍から10倍以上のコストパフォーマンスがあげられます。
グループレッスンをするときに大切なことは、グループ内の学習者をそろえることです。学習者の何をそろえるのかについては3点あります。1つ目はそのレッスンへの情熱です。2つ目はすでに持っているスキルのレベルです。最後の3つ目は目的が一致していることです。
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