12. テーマからトピック、そしてリサーチクエスチョンへ
前回は、「自分だけが気づいている」と思っているテーマについて研究を探してみると、すでにたくさんの研究がなされていることを発見するだろうということを書きました。
たとえば「子どもへの賞罰」ということを研究テーマとして設定してみると、たくさんの研究がなされていることがわかります。
ここでテーマ(Theme)とトピック(Topic)を使い分けておきましょう。テーマは大きな概念を示すものです。一方、トピックはテーマの中身をより具体的にしたものです。「子どもへの賞罰」はテーマであり、その中のより具体的な事象、たとえば「子どもを言葉でほめることの効果」や「子どもへの体罰の影響」はトピックということになります。
たとえていえば、一冊の本は1つの「テーマ」について書いたもので、本の中の1つの章が1つの「トピック」に対応していると考えるとイメージしやすいです。
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