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(076) 修了期限、課題締切のないオンライン講座のコンセプト

2020年9月18日(金)

ビデオで学ぶアドラー心理学「アドラーオンライン」を開講しました。このオンライン講座の特徴は、修了期限がないということです。通常、こうした講座では、対面でもオンラインでも、回数と期限が決められています。それをこなすことで「修了」と認定されます。

学校というシステムであれば、これは理にかなっています。発達段階に合わせた知識とスキルを適切な時期に、必要な時間をかけて教えようということだからです(発達段階にも個人差がありますけれども)。

しかし、社会人の学びの場合はそうした制約はむしろジャマになるのではないかと思います。たとえば1つの単元を1週間で学ぶように課題の締切を決めてあるコースであっても、仕事が一時的に忙しくて学習のための時間を作れないことがしばしばあります。逆に、長期の休暇が取れたので、一気に学習を進めたいということもあるでしょう。このように学校システムを基準とする考え方から脱却することが必要です。

そのような発想から、この「期限のないオンライン講座」というコンセプトを具体化してみました。

ビデオで学ぶアドラー心理学「アドラーオンライン」の詳細についてはこちらへどうぞ。

・修了期限もないし、課題の締切もない

社会人を対象としたオンライン講座では、修了期限もなく、課題の締切もないほうがいいのではないかというのが最初の発想です。

大学や大学院では、学期(セメスター)で授業の期間を区切っています(15週)。またセメスターの半分をクオーターとして区切る場合もあります(7.5週)。エクステンションセンターの講座では、回数はその内容に依存してまちまちですけれども、いずれにしても回数と期限が決められています。

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