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【アドラーオンライン】16 ライフスタイルは人によって違うからこそ意味がある

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン(note版)」もお試しください。現在ここで連載しているアドラー心理学の記事もまとめて読むことができます。

前回は、Kefirという人のライフスタイル類型のモデルを紹介しました。A, B, C, Dの4つのタイプはそれぞれ優先するものが、Aは、安全、安心、安楽でいたい、Bは、好かれたい、みんなと仲良くしたい、Cは、リーダーでいたい、支配したい、Dは、優秀でありたい、完璧でありたい、ということです。

A〜Dのライフスタイル類型を導入すると、その組み合わせによって相性がいい、悪いがあるのだろうかと考えるかもしれません。しかし、下の図のように、どの組み合わせで相性がとりわけ良いということはありません。それぞれの4つのライフスタイルの人たちは、自分と違うライフスタイルの人たちを、自分の価値観によって見たり、評価したりしているに過ぎないのです。

また、どのライフスタイルが優れている、あるいは劣っているということもありません。ここに人ごとにライフスタイルが違うということの意味があります。簡単に言えば、私たちはそれぞれに異なるライフスタイルを持っているからこそ協力し、一人ではできないことをなしとげていけるのです。

もしチームの全員がAだとしたらどうなるでしょうか。全員が安全、安心を目指しますので、新しいことや少しでもリスクのある挑戦はしなくなるでしょう。そうなるとチームはマンネリになって成長しなくなるでしょう。

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