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ワンショットそれぞれが意味を持つときラリーというストーリーが完成する
2021年11月27日(土)
テニスが楽しいのは相手とラリーすることにあります。コーチから球出ししてもらって、自分が打つのはラリーではなく、自分のショットの技量を高めるためにします。その技量をテストする機会が相手とのラリーということになります。
ラリーではワンショットのすべてが意味を持ちます。攻めるショットなのか、つなぐショットなのか、守るショットなのか、それぞれのショットが意味を持ち、ラリーが終わったときに1つのストーリーが完成します。
一番短いラリーは、サービスエースやリターンエースです。対して、長いラリーは、攻める、守る、つなぐのショットが絡み合った複雑なものになります。それは、ラリーをしている相手とのコミュニケーションだと捉えることができます。相手から返ってきたショットを見れば、相手の心理がわかります。強気なのか、弱気なのか、迷っているのか、平常心なのか、それは相手からのショットを観察すればわかるのです。
だから面白い。ラリーは単なるボールの打ち合いではなく、ボールを介した心理的コミュニケーションなのですね。
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