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メッセージとコンテンツという区分が大切な理由

「相手を怒らせてしまうメール」というWeb記事を読んだのだけど、確かにそういうメールを書く人はいますね。

で、そういう怒りを買うメールを書かないようにするには、どうすればいいのかという話になるわけですが、それは簡単です。短いメールを書けばいいのですね。

メールでは議論をしない。これはメッセージでも、Facebookなどのコメント欄でもそう。そういうところでは議論をしない。なぜならば、そういうツールは議論のために作られていないからです。もし議論を始めると、泥沼化するか、両者物別れになるかどちらかです。いずれにしても、何も生まない。

メッセージとコンテンツという区分を提案したいのですね。メッセージとは、取り扱い方を指示した短い文章です。一方、コンテンツとは、メッセージに取り扱い方を指示された内容です。これは長く、詳しいものになるかもしれません。

メールはメッセージですので、「あなたの意見には反対です。詳しくは会ったときに話しましょう」とか「お詫び申し上げます。詳しい説明は会ってお話しします」という使い方が適切なのです。これだと取り扱い方だけを指示ししていますので、相手を怒らせる可能性は低いものになっています。

で、会って話をした内容がコンテンツになるわけですね。あるいは、両者だけのチャットやスカイプでもいいわけですが、要するに、「ここで話そう」というのに適切な場所でないとコンテンツの構築はうまくいかないわけです。

「メッセージの応酬は何も生まない」というのが、長年オンライン世界で体験してきた私の結論です。

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