コーヒーを頼んだのにカフェオレが来たときの対応にあなたのライフスタイルが現れる。(ライフスタイル論#09)
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。今回は「ライフスタイル」についての9回目です。
前回は、思い切って行動してみると、その結果によって自分が作り出したストーリーを書き換える可能性が生まれるということを言いました。
普通に暮らしているときには、自分のライフスタイルは目立った形では現れません。顔を洗ったり、歯を磨いたりする行動は単なる習慣であり、そこにその人独自のライフスタイルを見ることはありません。
しかし、生活場面で何か問題が起こり、それを解決する必要が生じると、そこにライフスタイルが現れてきます。たとえば喫茶店で普通のコーヒーを頼んだのに、カフェオレが来てしまったとき、あなたはどうしますか。これを問題解決と呼ぶのは大げさかもしれませんが、自分が何らかの決断をして行動をしなければならないような事態はすべて問題解決と呼ぶことにします。
コーヒーを頼んだのにカフェオレが来てしまったときに、どのように問題解決をするかについてはいくつかの選択肢があります。
(A) 店員に言って作り直してもらうのも面倒なので、そのまま飲む。
(B) 同席の友だちに「これ違うけど、いいよね」と言って、そのまま飲む。
(C) 同席の友だちに「これ違っている。ひどいよね」と言って作り直してもらう。
(D) すぐに店員に「これ頼んだのと違います」と言って作り直してもらう。
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