マガジンのカバー画像

ちはるのファーストコンタクト(2017年1〜3月)

111
ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研…
¥500
運営しているクリエイター

#話す技術

【連載】みんなの前で話す技術(第6回):原稿なしで話す。プロットは作る。

金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています。 前回は「前置きなしに本題に入る」ということを言いました。今回は「原稿なしで話す」ということを言いたいと思います。 あらかじめ時間の決まった話を依頼されると、自分用の原稿を作って、それにしたがって話そうとする人もいると思います。話のための原稿を書くことそれ自体は問題はありません。しかし、話すときに原稿を読むのはダメです。 話し手が原稿を読み始めると、聴衆は寝ます。もし原稿そのままを読むのであれば、それを印刷して配れば

¥100

【連載】みんなの前で話す技術(第5回):前置きなしに本題に入る「結論ファースト」

金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています。 前回は、15分の話を一区切りとして、話の続きはあるとしても、そこで何か別の活動を聞いている人にしてもらうといいということを言いました。別の活動というのは、質問カードを書いてもらったり、隣の人と組んでペアトークをしてもらったりすることです。いずれの活動でも2、3分で十分です。長い時間を取る必要はありません。話を聞くということから別の活動をすることでリフレッシュして集中力が回復することを目的としているからです。 私の講演

¥100

【連載】みんなの前で話す技術(第4回):15分話したら別の活動を入れる

(金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています) 前回は、15分の話を一区切りとすると良いことを言いました。それくらいの長さであれば、聞き手は集中力を維持することができるからです。20分を超えると、どんなに面白い話でも集中力が切れて、飽きてきます。 では15分でひとまとまりの話をしたとして、次は何をするのか。人の話を聞くという活動が別の活動に変わればなんでもOKです。たとえば、ここで一息入れて「質問カード」に質問を書いてもらうのはどうでしょう。手を挙げて質問するの

¥100

【連載】みんなの前で話す技術(第3回):15分で一区切りする

(金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています) 前回は、自分が聞いてほしいと思っている内容を、相手が聞いて面白く思ってもらえるような形にすることが「みんなの前で話す技術」だということを説明しました。  (1) 話し手が「これについて聞いてほしい!」という内容を持っていること  ↓ 【みんなの前で話す技術】  (2) それを聞いている人が面白そうに聞いていること これから「みんなの前で話す技術」の具体的な方法について説明していきたいと思います。今回は「15分で一

¥100

【連載】みんなの前で話す技術(第2回):「これについて聞いてほしい!」ということがあれば話すのが楽しくなる

(金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています) 前回はこの連載で「おとなの Show and Tell」をやっていきたいということを言いました。幼稚園の子供が Show and Tell をやっている様子は、YouTubeを検索して見ることができます。みんなすごく楽しそうに話していますね。なぜ楽しそうに話しているのかというと「このお人形について聞いてほしい!」「このオモチャのパトカーについて聞いてほしい!」という気持ちがあって、Show and Tell の時間に

¥100

【連載】みんなの前で話す技術(第1回):おとなの"Show and Tell"

(金曜日は「みんなの前で話す技術」講座を連載しています) 今回から毎週金曜日は「みんなの前で話す技術」の講座を連載していきます。ただし、出張のときはお休みになることがありますのでご了承ください。 この連載講座に「みんなの前で話す技術」というタイトルをつけてみました。「みんな」というのはどれくらいの人数なのでしょうか。多いところでは数百人、少ないところでは3人くらいの人数を想定しています。 私は大学の授業で100人とか200人くらいのクラスを持って、その人たちの前で話して

¥100